よく、「自分に自信を持て」なんて言いますよね。
だけど、そんな簡単に自信なんて持てますか?
しかも、相手が中高生なら、そんな繊細で多感な時期の年齢の子らに「自信を持て」なんて言ったところで持てるでしょうか。
自信は持つものでなく、湧いて出てくるもの。
ではどこから湧いてくるのか。
私の経験談をお話します。
高校受験のときの私は、自分が1番出来ると思っていました。
実際自分のいた中学校では、ある程度勉強すればトップにいましたし、それが当たり前だと思っていたのです。
その自信は、受験当日に打ち砕かれました。
ナメてかかっていた私は問題が解けず、あせり、何がなんだかわからないうちに受験初日を終えました。
周りに座っているやつらがとても賢く見え、テンパっている自分が非力で情けない存在に感じました。
誰よりも早く家に帰った私は、おそらく高校受験のための日程の中で一番長く勉強しました。
受験1日目が私が一番勉強した日です。
ですが、やればやるほど自分の知らないところが出てきて、不安が襲ってくるばかり。あれも、これもとやっているうちに、夜が更けていきました。
そのとき、初めて気付きました。
何もせずに持っていると思っている自信は、
ただの過信だったのです。

ただ、辛くも受験は何とか通り、高校生になることができました。
その経験があって、高校受験と正反対だったのが、大学受験。
もうこれ以上できへん、というくらい勉強し、誰よりも自分はやったぞ、というくらい自信を持っていました。
そうすると、不思議なことに、周りの子が特に賢そうには見えません。
あいつも頑張ってるのかもしれんけど、絶対自分のほうがやってるわ。
そう思うと、自然と不安はなくなり、目の前の問題だけに集中できました。
もうこれ以上できない。
そこまで思える毎日をどれだけ送っているか。
それが自分に自信を与えてくれます。
そして自分の中に自信が湧いてくるのです。
受験当日、本当に頑張ったって思える人は、目を閉じて、今までの頑張った毎日を思い浮かべてごらん。
それがそのまま自信となり、不安を和らげてくれます。
自分がやった分しか返ってこないから。
だから、今頑張ろうな。
さぁ、今日もカッコいい自分、『理想の自分』を目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTER(これ以上ない)1日を送ろうか!!