桜塾の教育理念
「共育」
この言葉には2つの意味が込められています。
1つは「塾と家庭が手を取り合い、お子様を共に育てたい」。
もう1つは「われわれ大人が、お子様と共に成長していきたい」。
2つの『共育』を成し遂げていく場所です。
桜塾の使命(ミッション)
「じりつ(自律・自立)学習の習得」
- 自律すなわち、自分の行動に計画を立て、実践し、振り返ることができる人間を育てます。
- 自立すなわち、夢や目標を持って困難に立ち向かい、それを乗り越え成功体験ができる人間を育てます。
桜塾十訓
1.目標を持ち、全力で実現すること。
2.常に成功を意識し、そのイメージを持つこと。
3.言い訳せず結果で示すこと。
4.障害は自分を成長させるチャンスだと思うこと。
5.反省はしても後悔はしない毎日を送ること。
6.自分に嘘をつかないこと。
7.良き仲間を持ち、共に向上すること。
8.今ここにいる感謝の気持ちを忘れないこと。
9.自分の周りにもたくさんの笑顔が溢れる人になること。
10.自分の桜を咲かすため、日々を謳歌すること。
入塾の際の約束事
子どもたちとの8つの約束ごと
- 自分の意思で「ここで頑張るんだ!」という気持ちを持てて来れていますか。
→体験授業を受けたあと、もう一度おうちで話してみてください。 - 塾だけでは成績は上がりにくいです。 学校の授業をきちんと受けて、提出物などやるべきことをやれますか。
→通知表の一番上「意欲・関心・態度」の欄に○がつくこと! - 塾で伝える学習に関するルールをしっかりと守れますか。
→初回の授業で基礎を一通り伝えます。
→初回のテスト前に応用を伝えます。 - 桜塾の課題は多いです。 自らの故意・過失によりできない場合、 居残りか別日呼び出しで来れますか。
→宿題が終わっていない日は前もっておうちの人にも伝えましょう。 - じりつのための 「桜手帳」を毎日続けることができますか。
- 桜塾はチームです。 他のメンバーときちんと交流し、切磋琢磨し努力することができますか。
→色々と交流する機会があるので積極的に話をしましょう。 - 授業前、後の挨拶、返事がきちんとできますか。
→ 「こんにちは」 「お願いします」 「ありがとうございました」「さようなら」 きちんと顔を見て声に出して伝えましょう。 - 塾に来させてもらっている親や家族への感謝の気持ちがもてますか。
保護者の方との5つの約束ごと
- 塾だけでは子どもたちの成績の向上は難しいことがあります。 ご家庭との協力のもと、生活面から変えていく中で学習習慣を徹底して身につけていくことが最速・最善の方法です。 それをご理解いただき、 塾に対する協力を惜しまずに共に子どもたちを指導していただけますか。
- 毎回書かせていただく授業シートに自筆でのサイン確認 (印鑑x) をいただけますか。
※時間が合わないご家庭は置き場ルールを決めましょう。 - 遅刻・欠席の際は、授業開始より前にご連絡をいただけますか。
- 多感な時期の子どもたちは、その日の気分などで体調がすぐれないこともあるかと思いますが、 来れば元気になることもあります。 その場合に来塾のお声掛けを頂戴できますか。
- 自宅では勉強を催促する言葉はかけていただかなくて結構です。代わりに以下のようなご家庭でしかできない生活習慣の徹底をお願いできますか。
①スマホの使用ルールをお願いします。 塾からは一つだけ
→勉強時間と就寝時間には部屋に持ち込まないこと。
②時間の管理のサポートをお願いします。 塾からは一つだけ
→12時前(できれば11時まで) に布団に入ること。
③部屋や机の整理整頓をお願いします。 塾からは一つだけ
→勉強空間に誘惑物を一切置かないこと。
「目を離さず、手は出さず」 の距離感と 「誘惑コントロールの番人」が理想
代表メッセージ
代表
前田 純
桜塾は2008年の春に大阪市東淀川区の上新庄で開校しました。
ずっと持ち続けている思いについて綴っておりますのでお読みください。
「誰かの人生を変える可能性のある仕事」という気づき。
大学時代に別の塾でアルバイトをしていたときに、楽しいけれど果たして一生を賭けるのに値する仕事だろうかという疑問がありました。当時、国立大・体育会の部活所属・キャプテンという肩書きもあって、就職活動時期の私の携帯電話には、名だたる企業からの電話がしょっちゅう鳴っていました。今思えば親不孝な話ですが、そういった誘いにもなんとなく気が乗らず、将来の選択に迷っていたのでした。
そんな中、アルバイトに勤めていた塾の最後の出勤の日、教えていた生徒とその保護者の方たちが、私の帰りを塾の入り口で待っていました。
『うちの子たち、純ちゃんに最後まで習いたいねん。』
『どんな形でもいいから受験が終わるまで見てもらえないですか。』
この言葉を聞いた私は心が震えました。立場に関係なく、講師という存在はそれだけで子どもたちの人生の一部を背負っていることになる、と気づいたからです。
「少し先の自分の姿」が見える場所。
私は小さいときに年の離れた弟を亡くしました。両親が留守で、子守りを頼まれていたにもかかわらず目を離してしまい、自宅の目と鼻の先で事故にあってしまったのです。幼心にも優秀な弟で、もし生きていたらどんな人生を歩んでいただろうとふと思い出すことがあります。
そんな弟のこともあって、塾の生徒たちにはむしろ、小さな弟・妹という感覚で接しています。そして彼らにおいて自分は「少し先の未来の姿」であり、つまりそれは憧れやワクワクの対象でなければならない、と考えています。
「大人(大学生)になるってオモロそう!」
「勉強したらなんか楽しいことがありそう!」
こんな風に思ってもらえるような自分の姿を見せ続けられるよう生きたい。そして自分の下に続くスタッフメンバーにも同様に、生徒たちにそういった姿を見せていってほしいと伝え続けています。
また、講師と生徒たちの関係は、上からモノ言う「タテの関係」でもなく、また友達のように対等な「ヨコの関係」でもなく、部活における先輩と後輩のような「ナナメの関係」を理想としています。『カッコいい自分になろう』という塾のフレーズは、まさにこの関係を体現すべく唱えている言葉です。
「じりつ」学習のできる子どもたち。
これからの時代の大きな特徴は「答えがないこと」。これまでは用意された答えがあり、そこへ行きつくやり方を先生や上司が教えてくれましたが、これからは自ら仮説を立て、試行錯誤し、答えを見つけ出していかねばなりません。そんな時代だからこそ、「教える」以上に求められる役割が指導者には求められると考えています。
具体的には「先生、何をしたらいいですか。」という質問がなくなっていく指導を心がけています。受験という大きなイベントに向かう日々の学習を通じて「じりつ」した学びを経験してほしいと思っています。桜塾の教育方針である「じりつ」学習には、自分の行動を振り返り正していく意味の「自律」と、自分の力で人生を切り拓いていく意味の「自立」の両方の意味があります。