11月目標

期待を超えること。

怒ったり、嬉しかったり、ドキドキしたり、悲しくなったり、

人の感情ってめまぐるしく変わります。

どんなときに感情が動くかわかりますか。

私は、期待を超えたときだと思っています。

「こんなことが起こるなんて思ってなかった」ゆえに

怒り、悲しみ、喜び、笑い、驚く。

プラスもマイナスも同様ですが、今月はその期待をプラスに超えよう。

誰かの期待を超えることも大切ですが、自分が自分で思っているこれくらいできるだろうという期待のラインを超えていけるような、そんな2011年11月にしよう。

みなさんの周りで会話のキャッチボールがヘタクソな子いませんか。

あいつほんま会話にならん、とか

何言ってるか意味わからへん、とか

空気読まれへん、とかね。

そういった子たちの多くは情報を受け取っていても、それを取りだす作業が拙いことが多いと思います。

保護者の方がよく心配されることに、国語が苦手であるということがあります。

そんな子たちは一様に、情報のインプット量>アウトプット量であることが挙げられます。

親が色んな話をしたり聞かせたりするのですが、相手に自分の考えていることや何かを説明することが今一つ的を得ていないのは、このアウトプット量が少ないからであり、その練習ができていないことが理由の一つであるといえます。

国語が苦手と思われる子に一番効果のある対処法は、オウム返しです。

私の授業で気をつけていることですが、「あれ?この生徒ってホンマにわかってんのか?」と思われるときには、

「今先生が言ったことを説明してみて」

「今話聞いてた?言ってみ」

このように、こちらが話したのと全く同じ言葉であってもきちんと聞いて返せているかを確認するわけです。

それからは小さなことでもいちいち聞きます。

「この答えになるにはどうやって考えた?」

「今の発言、どういう意味?」

「ここにはこう書いてあるけど、どういうこと?」

こういった言葉で一つ一つ確認をします。

ささいなこと、簡単なことでも意外なほどにそれを説明させるだけでアウトプットの練習になるものです。

それがひいては自分が考えていることを相手に伝える、すなわち国語力の基礎たるものになっていくと思われます。

テレビばかり見る生徒、親が叱ったりを含め子どもに対して一方的に話をすることが多い生徒、つまり世界に対して受け身の姿勢が多い生徒には、自ら話をさせるようにしていってみましょう。

正しい答えを出すことも大切ですが、そこに行きつく課程にも目を向けてあげましょう。

それがそのうちこちらの期待を超えるような考えを出すまでになると信じて。

さぁ今日もカッコいい自分、『理想の自分』目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTERな1日を過ごしていこうか!