早いもので、もう9月も中盤にさしかかろうとしています。
センター試験までははや130日を切り、のこり4か月弱。
大阪府立公立高校の後期試験までは190日をきり、のこり半年です。
9月に入ったということは、「基礎固めのためだけ」の時間は終了した、ということです。
受験生のみなさんは、これからは「応用を含んだ基礎」の時間と、「基礎を使った応用」の時間、そして「基礎が土台の応用の合わせ技」の時間なんてものもやっていってもらいます。
どの学習でも当然のことですが、基礎ができてなければその上に積み上げる土台は非常にもろく崩れやすいということ。
しかし、先ほども言ったように「基礎のためだけ」の時間は終了しました。
これからは応用技を練習しながら基礎の穴埋めを行っていかなければなりません。
みっちり基礎をやっていたような悠長な時間はありません。
そんな中でも、「あ、この子は伸びるなぁ」っていう子がいます。
どんな子か。
それは、こちらが宿題や課題をみっちり出した中でも、その宿題課題以上のことを、ほんの少しでもいいからやってくる子。
生徒「先生宿題めっちゃ多かった冷や汗
塾長「ちゃんとやったん?聞き耳を立てる
生徒「やったよーマルつけとやり直しノートも一応したけどショック
塾長「へーやるやんか。えらいえらい嬉しい
私の宿題は、入塾して間もない子ほどしんどく感じるくらい多いと思う。
その上、塾の授業時間以外も、早く呼び出されては授業でやる分の課題や、宿題の追加分をやってもらったり、授業後も時間があれば、課題を出して、「これ宿題やから、今やっていったら家でやる宿題減るでイヒヒ」なんて言いながらやっていってもらったりする。
入塾して間もない子に対して、まずやることは「その子の限界点を見極める」こと。
もう無理っていう限度のところをこちらが把握してあげる。
そしてその限界点をちょっと超える量の課題を課す。
やってこれたら自然と限界点を超えたことになり、それを生徒にわからないように繰り返していく。
一か月もたてば最初の限界点なんてはるか後方に追いやられている。
これを毎日生徒に密着してサボることなく怠けることなく続けさせるのだ。
こちらも非常にエネルギーのいる作業であるが、これをしっかりこちらが見てあげながらやっていくと、先に述べた、こちらの期待を超えてくる生徒がたまに出てくる。
このポイントの積み重ねは、あとの成績の伸びに大きく影響するのだ。
他の生徒がここまででいいかっていうところを、「あと1問だけ解いていこう」とか、「5分だけもうちょっと頑張ろう」ってやってくる。
この差が、来年3月の勝者を決めるのに重要な鍵となるのだ。
たかだか5分くらい・・・っていうやつもいるだろう。
けれど、センターまで4か月(約130日弱) × 5分 =約11時間
公立後期試験まで6か月(190日弱) × 5分 = 約16時間
毎日の差がこれだけとなって返ってくるんやで?
ウダウダ言う前に、まずやろう。
限界を超えていこう。限界と決めつけているラインを前に押しやろう。
もう無理だ!勝負はそこからやで!!
さぁ、今日もカッコいい自分、『理想の自分』を目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTER(これ以上ない)1日を送ろうか!!