先日、昔教えていた生徒が遊びにきた。
塾が駅から近いので、学校帰りに寄ってみようと思ったらしい。
今は高校生活をエンジョイしているようで、試験や部活やバイトのことなんか話して帰って行った。
「ちゃんとキレイにしてるやん!拍手」とか「テスト前わからんとこ聞きに来ていい?おはな」とか「また遊びにくるわぁてれちゃう」なんていいながら。
塾に通わなくなってからも、こうしてつながっていられるのはうれしいもので、おそらくどの先生も思うことだが、昔の生徒から連絡があると、この仕事やっててよかったなぁって思うところだと思う。
ただ、うちの塾はその点をもっと追及していきたいと思う。
つまり、「塾を離れても関わっていける関係」の作り方を大事にしたいということ。
詰込み型の大手の進学塾に多いが、ただ受験に通るための期間を過ごす場所としての塾。
生徒の思いは、しんどい、やりたくないけど受験だから仕方ない。
そんな気持ちだけでは、あとに塾に対して残るのは、もう行くことのない思い出の場所、的なところだろうか。
それだけの空間にはしたくない。
勉強はもちろんしんどいもので、そしてやらなければならないものだ。
大人になればわかるが、受験だけが勉強ではなく、勉強は一生続くもの。
そのやらなければならないことに、どう立ち向かうか。
やらされるのでなく、自分から取り組めるような人間に。
そのためにどういった導き方やアプローチをしていくのか。
我々がやるべきことはわかっている。
誰かを変えたいのであれば、まず自分が変わること。
そしてその姿を見せ続けていくこと。
ともに成長していく意識を持ち続けること。

それは、年上で長く生きたからとか、経験がどれだけあるかとか、そういう問題ではないことがある。
今目の前にいる相手に対して、どれだけ本気になれるか。
その相手のことを、どれだけ本気で思えるか。

すべてはそこに尽きると思う。
それを考えた上で相手と関わっていけば、受験が終わったからとか、卒業したからとかで連絡が切れるような関係にはならない。
縁があれば、その先もずっと関わっていける関係も築ける。
一生ともに成長していける関係も見つけられる。
そんなご縁になるような出会い、関わり方を続けていく。
桜塾はそんな塾でありたいと思う。
まぁ、それは最終的な形態なんで、まずは受験を、そのために与えられた残りの期間を、ビシバシボコボコにしながら鍛え上げていきます。
その関わりの中に、こちらの意図する部分が、1パーセントでも伝わってくれたらなぁなんてことも考えながら、しごいていけたらと思うこのごろです。
さぁ、今日もカッコいい自分、『理想の自分』を目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTER(これ以上ない)1日を送ろうか!!