昨日に引き続き代打松本でおおくりさせていただく塾長ブログ、よろしくお願いします。
最近とある生徒に先生が塾長みたいと言われました(笑)
どう受け止めていいのか分からないですが、褒め言葉として受け取っておきたいと思います。
何度かこうしてブログを書かせていただいているのですが、内容として一貫しているのは、
「継続は力なり」
ということかと、振り返ってみると自分でも思いました。くどいようですが今日もその延長線上でぼやいてみたいと思います(笑)。
タイトルの1姫4太郎、これは私の兄弟構成です。今日は弟である3太郎のお話を。
いつからか正確には覚えていませんが、弟は小さいころから医者になると言っていました。
まだ小学生くらいの時からです。もちろん私を含め家族は真に受けることもなかったです。
高校に進学し、いざ受験生になるも医学部受験をしたい受験生の成績とは思えないほどのひどい有様。
3者面談では担任に100%無理と言われる始末。
それでもへこたれない3太郎。意志は固く受験するとのこと。
案の定センター試験の結果で門前払いをくらってしまう始末。
その後3年間の浪人生活へ。
兄弟皆が進学したため経済的にも厳しく、ほぼ独学に近い状態。
それでも3太郎の意志は固く、腐らない気持ち。
2年目3年目はあと一歩のところまで到達するもあと一歩が足りず。
経済的なことも含め家庭の事情を考慮し、3年目の後期試験で某国立大学医学部の検査技師学科へ入学。
本人も納得した上での妥協でした。
気持ち新たに、有意義に過ごした大学生活。
毎日が充実し、とても楽しそうな様子。
卒業年度。
3太郎からの衝撃の言葉。
「もう1度だけ、医学科を受験しようと思っている」
それを聞いたのは試験の2週間前。
家族全員驚愕でした。
自分の中での本当に最後のけじめとして、受験を決意していたもよう。
とある病院からも内定をもらい、社会にでる準備も整えた上で結果を待つ日々。
そしてみごとに某国立大学の医学科に合格。
難関と言われる編入試験、数十倍という倍率の試験を突破したのです。
後から聞くと、試験の1年以上前からプランを練り、淡々と、しかし着々と日々を過ごしていたとのことでした。
たくさんの失敗を重ね、他者から後ろ指をさされようと、見下されようと、決して腐らずに気持ちを強く持ち続けた結果なのだと思います。
想いを持ち続けるという「継続」、その結果が「力」となり、「今」に繋がったのではないでしょうか。
決して身内自慢をするわけではありませんが、身近にもこういう人間がいるんだということをみなさんに知ってもらいたいと思っています。
決して特別なんかではないということを。
今の現状を造りだしたのは自分自身でしかないということ。
決して環境や人のせいにしないこと。
言い訳をしないこと。
現状をまずは自分自身で受け止めよう。
まずはそこからのスタートだろう。
精一杯「あがく」こと。
そういう人間の姿を見守り、手を差し伸べてくれる人達が必ずいるから、必ず。