コンニチハ★
桜塾のMAEDAです(・∀・)
今日は講師研修などで度々話したことのあるお話。
先生の発言って、
人によって(もちろん場合によっても)、
どうしてあんなに心に響いたり、わかりやすかったりする一方、
どうしてあんなに眠くなったり、何言いたのかわからなかったりするのでしょう。
こういう切り口で話をすると、
みんな「うんうん」と頷いてくれます。
では、「自分が講師としてどんな発言をしているか、
それが生徒たちにどのように伝わっているか、
いつも考えて話をしているかい」と問います。
これにはなかなか、悩ましげな表情が返ってくることもありますね。
そこで一つアドバイスをするのが、
「指示と発問について」のお話。
生徒たちに何かを話しているとき、
それが単なる講義のような一方的なものではないとき、
多くは「指示」か「発問」 であることが多いです。
指示というのは例えば、
「右上に飛んでいるヘリコプターを見なさい」
という発言のこと。
聞いた相手が何をすればいいのか、一瞬でわかることを指します。
一方で発問というのは例えば、
「ヘリコプターはなぜホバリング(飛んだまま静止する状態)できると思いますか」
という発言のこと。
聞いた相手がこちらの言葉に対して考えを巡らせ、意見を述べること。
なぜこの使い分けが大切なのかというと、
子どもたちは初めから何かをできるのではなく、
基本となる型を身につける過程で、
今までできなかったことができたり、
そこから自分なりの意見やスタイルを持つようになるからです。
まずは的確な「指示」が大切。
これにより子どもたちは、
今何をすべきなのか理解でき、スムーズに事が進みます。
もちろん子どもによって聞いていない状態の子もいるので
複数に「指示」を出すときにはわかりやすさ同様、
ダラダラ伝えない、最少語彙で簡潔に伝えることも大切です。
横耳で聞いていると、
「指示」と「発問」がごちゃごちゃになっている先生(大人)が多いです。
そんなとき、生徒は今何をしなければならないのか、迷います。
更に良くないのは、そこでしびれを切らす大人たちの対応。
いわゆる「待てない大人」たち。
一番多いのは、子どもが迷って何をしたらいいかわかっていないのに、
手や口を出してしまい、結局その子が何もできないままになっていること。
「わかったの?」
この発言もまた、要注意です。
子どもは「うん」とさえ言っていれば、物事が勝手に進んでいくのですから
こんなにラクなことはありません。
必死で考えようとすれば、また待てない大人たちが手や口を出してくる。
今、自分が発した言葉が相手にどのように伝わったのか、
いつも振り返る習慣をつけたいものです。
スタッフたちがやってくれているブログもこの効果があります。
自分の言葉を目に見える形にする練習ですね。
楽しく、アウトプットを日常的にやっていきたいものです。
今日もブログにお越しいただきありがとうございます。