新しい1週間の幕開け!
今週も全力の日々を過ごそう!
今日のブログはまず、この映像をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=fOExbkQc23Y
「ディック・ホイト」というある父親の話です。
彼は、障害を持つ息子のリックを車椅子で押して、
42.195kmを82回も走りました。
また、トライアスロンを8回達成、
これはボートに乗せた息子を引っ張りながら4km泳ぎ、
そしてハンドルバーに座らせ180km自転車をこぎ、
最後はフルマラソンを走る、という
健常者でも非常に過酷な競技です。
その他にもクロスカントリースキーでも息子を引っ張り、
また背中におんぶして山を登る。
二人は自転車でアメリカ大陸横断にも成功しました。
ホイト親子の夢と勇気の実話 やればできるさ Yes,You Can./主婦の友社
- ¥1,512
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- 彼の著書「Yes, you can.」「やればできるさ」では、
- 障害なんて乗り越えられる、
- 不可能なことはない、ということを伝えるメッセージが感じられます。
すごくないですか??![]()
私は初めてこの父親のことを知ったとき、
本当に感動するとともに、
桜塾の教育方針である「共育」の神髄を見たような
そんな気持ちになりました。
なぜこの話をしたかというと、
ディック氏には及びませんが、
私自身も鉄人になったことがあったからです。笑
それは、約10年前のことでした。
まだ大学生のころ、
ある実習で上新庄お隣の守口市の中学校の修学旅行に
引率でついていくことになりました。
なんのために??
それは、ある生徒が、身体が不自由で車椅子移動だったからです。
四国への旅行だったのですが、
道中、トイレを始め、何かをするときに身の回りの世話をサポートする、
そういう役割を頼まれたのでした。
道中、他の健常者である普通の生徒たちと共に
バスで移動しながら、四国の各地を観光して回りました。
最終日、
高知県の香美市にある、「龍河洞」という鍾乳洞へ寄りました。
入り口には長い階段があり、
その先には洞窟へと繋がっています。
中は全長1キロメートル、
ときに高さや幅が1メートルほどで、
崖を登ったりかがんで歩かなければならないようなコースでした。
http://www.ryugadou.or.jp/courses.html
龍河洞のオフィシャルサイトより。
もちろん、その生徒だけは入ることはできません。
車椅子などが通れるわけもないですから。
しかし、
その生徒が、
意気揚々と入っていく他の生徒を見て、
体験したそうな表情をしていました。
私は思わず、
「ちょっとだけ、中入ってみるか?」と聞くと、
「うん!!」![]()
お姫様だっこをする形で、
中へと入っていきました。
中は思った以上に暗く、湿度も高く、
5月でしたがとても暑かったことを覚えています。
そして、
奥に進むにつれ、
彼の表情も明るくなり、
それを見ていると、
「いっちょうやったるか!!」![]()
そんな気持ちになりました。
当時、身体を鍛えていて、現役バリバリだった私は、
腕がパンパンになるのを感じながら、
彼を抱きかかえて全長1キロ、高低差100メートルの
鍾乳洞を奥へ奥へと進んでいきました。
もちろん他の生徒たちはとっくにゴールしていたでしょう。
私と彼は二人で汗だくになりながら、
その生徒が
「先生、ありがとう。先生、大丈夫?」
と声をかけてもらいながら、
ときに立ち止まり、再び歩き出し、
なんとか鍾乳洞を完歩することができました。
大阪に戻ってからは、
迎えに来られていたご両親から
「私たちと一緒でもできなかった体験だったと思います。」
とお礼をいっていただいたのを覚えています。
先日の修学旅行についてきてくれてありがとうございました。
おかげで初めての体験がたくさんできました。
特に、鍾乳洞では、道が狭いにもか変わらず僕を抱えて
ゴールまでたどり着くことができました。
汗びっしょりなのに僕に「余裕、余裕!」と
言ってくれたのがとても心に残っています。
本当に楽しい修学旅行でした。
今日、ふとこのお母さんと連絡を取ることがあり、
ブログの記事にした次第です。
言いたいことは何かって?
Yes, you can!!
やればできるさ!!
さあ今週も今までの人生で最高だったと言える日々にしよう!
