最近よく聞く曲がこちら。

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いい歌ですよね。

この歌に合う記事がつい最近出てたのでシェアします。

朝日小学生新聞より。

最高のテニス人生でした 国枝慎吾さんが引退会見

 車いすテニス界の第一線で活躍し続け、数々の記録を残した国枝慎吾さん(38歳)の現役引退会見が7日、東京都内で開かれました。「最高のテニス人生を送れた」とふり返り、子どもたちには「毎日の行動が自信につながる」とメッセージを送りました。(前田奈津子)

いまもふるえる東京パラの「金」

 国枝さんは1月22日、自身のツイッターで「十分やりきったという感情が高まった」として、引退を表明しました。

 会見にはスーツ姿で登場。支えてくれた人への感謝の言葉などを述べ、「最高のテニス人生を送れました」と話しました。

 競技人生で一番の思い出は「2021年の東京パラリンピックでの金メダル」。東京大会が決まった13年から8年ごしの夢がかなった瞬間だったそうです。「写真を見ると、ふるえるような感情になる。それぐらい思いのつまった金メダルだったと思う」

会見した会場には国枝さんが獲得した東京パラリンピックの金メダルもかざられていました

 11歳で始めた車いすテニス。スポーツとして見てほしいという思いがずっとあったとふり返ります。「車いすテニスはおもしろい、予想以上にエキサイトするスポーツと感じてもらいたい」

スポーツと認められた手ごたえ

 たとえば、国枝さんが車いすテニスの世界ランキングの1位と知っている人はいても、どんなプレーをするのかを知っている人は、どれくらいいるのだろう――。そんなことを考えたこともあるそうです。東京パラリンピックで「スポーツとして認知されたという手ごたえがあった」。車いすテニスの魅力をより多くの人に広めることにつながったと感じています。

 上地結衣選手(28歳)、小田凱人選手(16歳)といった、これからの車いすテニス界をたくせる人も登場。今後は「そういう人たちのサポートをしていきたい」と話します。

 国枝さんへの国民栄誉賞授与が検討されていることについては「車いすテニスや自分のやってきたことが評価されたことを光栄に思います」。

 会見には、国枝さんが所属するユニクロの会長兼社長の柳井正さんが同席。国枝さんについて「勝つことに徹底的にこだわり、がむしゃらで明るい。尊敬できる人」と語りました。

「最強だ!」の裏には積み重ね

 国枝さんは「オレは最強だ!」という言葉で心をふるい立たせてきました。自信をつけるヒントや子どもたちに伝えたいことを聞きました。

 「オレは最強だ!」というメンタルトレーニングは、1位になる前から続けていましたが、それだけやっていて1位になれるんだったら、みんな1位になる。その裏には積み重ねがあります。一日に同じような練習をくり返しやったりとか。ただ、毎日言い続けている分、練習のクオリティー(質)も上がってくるんですよね。「こんな集中力で『オレは最強だ!』って言い切れるの?」と自分に問いながらの練習は、質を上げることにつながったかなと思います。

 このトレーニングには効果はありましたが、積み重ねがあることを伝えられたらと思います。

引退会見で話す国枝慎吾さん=7日、東京都江東区

くにえだ・しんご1984年生まれ。千葉県出身。9歳のころ、病気で車いす生活を送るように。11歳のとき、母のすすめをきっかけに車いすテニスを始める。2009年にプロに転向。去年7月、4大大会のすべてとパラリンピックで優勝する「生涯ゴールデンスラム」を達成した。