メラメラ火曜日!!
今日も行くぜー!!!

ご存知の通りこの4月より、宮城県石巻市にて
桜塾石巻校をスタートさせました。
これについて、少しばかり近況報告をしたいと思います。
大まかな経緯はこれまでブログで何度かお話させていただいていますね。
え?なんだっけ?という人は、
ブログのカテゴリーの「東北での活動」を見てみてください。

現在、宮城県、特に石巻市は全国的にも不登校児童・生徒の問題
大きく取り上げられています。
それに加え、震災以前から問題となっていた学力低下問題がさらに
顕著に現れてきています。

こちらに定期的に来るようになってからというもの、
教育委員会や公立の小学校・中学校に色々な方のご縁あって出向いたり、
現場の先生たちとも何度もお話をさせていただいてきました。
先週も2校、今週は市内の全小学校40校に寄らせていただきます。
それによりぼんやりながらわかってきたことがあります。
それは、
1、震災の影響が必ずしも直接的な原因ではない、
ということ。
震災で、家がなくなった? NO.
震災で、親や身内がなくなった? NO.
震災で、親の仕事がなくなった? NO.

でも、不登校や学力低下は起きています。
2、学力低下と不登校には因果関係がある、
ということ。
何らかの原因により、勉強についていけなくなると、
それが引き金となって学校に行きたくなくなるという事情、
想像がつきませんか。
いくら友達と会える、休み時間が楽しいとはいえ、
9時から4時まで7時間学校があるとして、
うち6時間は机に座って勉強するのですから、
その時間、
自分にはわからない内容をずっと話されている状況、

私だったら耐えられないと思います。
3、家庭環境が子どもに多大な影響を与える、
ということ。
言わずもがな、ということではあります。
子どもは、親が育ってほしいようには育ちません。
子どもは、親が言っていることを真似をし、
親がしているように行動をしていきます。

自我が芽生える時期になって、
親を見てきてそれをそのまま倣っていくのか、
親のやり方に疑問を持って反面教師としていくのか、

ということを決めるだけです。
ということは、小中学生の時期というのは、
親や近くの大人の影響が多大なものである
ということです。
ここで考えてみてほしいのは、
上であげたことっていうのは、被災地だけに限ったことではなく、
日本全国色んな地域で起こっているということです。
例えば、大阪。

http://todo-ran.com/t/kiji/13836
2012年のデータです。
割合を見ると、一位は宮城県ですが、総数を見てください。
5位の大阪府は、1位の宮城県の
3.5倍もの数なわけです。
まあ人口が多い分当たり前ではありますがね。
しかし、その数だけ、頭を悩ませている家庭があるということです。
私が取り組んでいきたいのは、昨日もお伝えしましたが、
家庭と連携し子どもを育てていく場所であります。
今は不登校でなくても、学力がそれほど低いわけではなくとも、
いつそうなるともわからないわけですよね。
(実際に桜塾の子で、卒業してから不登校になった子もいました。)
では、通っている今、
もし何か問題を抱えてしまった場合、

「ウチはすいません、普通の子しか受けてないんで。」
こんな言葉は絶対に言いたくないと思っています。


桜塾の十訓です。
私が言いたいことは大体この中に詰まっています。
現在、私が石巻で取り組んでいること、
それは今取り組んでいることだけを見ているわけではありません。
いつか大阪、地元九州で同じように助けを求める生徒や
ご家庭に出会ったとき、
「この場所、この先生と出会えてよかった」
そう思ってもらえる場所、人間を育てたいと思っています。
実際、今現在頑張ってくれている講師メンバーたちには、
いつも成長の場を与えてあげられるように、
毎日の電話連絡、LINE、メール連絡、
毎週の講師ミーティングを始め、
それぞれに課題を与え、各自が常に向上心を持って取り組んでいます。

その余波は、卒業したメンバー、社会人となって働くメンバーにまで
及び、いつかは桜塾の志=桜塾イズムを持ったメンバーたちが、
一緒に、あるいはそれぞれの場所で活躍してくれると信じています。

その日を夢に見ながら、
まずは石巻でしっかりと成果を残すべく、
室長候補の久保先生と今の時期を頑張ります。
大阪メンバー、すぐ帰るから、しっかり自分のことを頑張るのだ。

この写真は
海外のNGO団体と国際ジャーナリストのインタビューを受けたときのものです。
英語で全て受け答えしました。
ウソです。笑
そのうちYou Tubeにでも流すときにはお伝えします。
それでは今週も人生最高の努力をしていこう!!!