センター試験当日!

今日も元気出していこう!!


先日、あるテレビ局から電話があり、渦中の桜宮高校の件で生徒に取材をしたいと話がきました。

たまたま今年ちょうど桜宮高校の体育科志望の生徒がいて、たまたまバスケ部所属だったということもあったわけです。

取材自体は来週なのですが、塾講師としては受験の大事な時期ですしどうかなあと思っていたところ、本人がぜひとも(取材を)受けたいということでマッチングしました。

本人はただバスケがしたい、中学の名だたる強豪選手たちと同じ高校でプレイがしたい、その思いから受験したいという純粋な気持ち。

彼のお母さんは、バスケがしたいのならこれだけ話題になってしまって部活停止になっている今、わざわざ体育科を受けてまでやらなくてもいいのではないかという意見、

そしてもう一つはこの子の通う中学校に対する少しの不信感。
というのも、名門であるこの高校の体育科に進学した生徒が出たとなれば今後の後輩たちの道筋にもなることを理由に、桜宮を受けてほしいいうことを急遽懇談で言われたということ。
それはこの子の未来とは関係ありませんから。

体罰や入試制度の問題については私自身の見解をここで述べることは避けたいと思います。

今日のブログで言いたいことはみんながそれぞれに考えてもらいたいということです。

橋本市長の発言を始め、現場の教師たちや父兄など、ネットなどではさまざまな議論などが起こっています。

真実、誇張、虚偽、でたらめ、色々な声が飛び交っていますが、一つ二つの話に偏るのではなく、色んな声を聞いて自分はどう思うだろうか、また他の人と話をして、新たな考えを見つけてみるなどしてみる。

体罰そのものへの賛否、理解。

顧問の先生や学校への非難、養護の声。

体育科の入試を取りやめることへの賛否。

この問題は一筋縄ではいきません。

週明けには桜宮高校の体育科の入試の実施についての結果は出ます。
しかしそれで終わりではありません。

AがダメだからB、なんていう簡単な話ではないんです。

考え続けましょう。

答えのない問いというものは人生においては何度もあります。

そこで思考を停止させない、投げない、向き合って考えること。

答えが出なくても考えて考えて、それでも出ないからみんなで考えて考えて、そうやって少しずつ満点の答えでないにしても正解に近付けていくしかないんです。

亡くなった2年生の男子生徒のご冥福を祈るとともに、また自身の体罰が理由で愛する生徒を亡くしてしまった先生の悔やまれない気持ちを察して、今日は考え続けてほしいということ、思考を投げかけるブログで終わりたいと思います。