7月目標
そこまでやるかと誰かに言わせること
中3生の面談が続きます。
大阪府では公立高校の入試の日程や仕組みが今年また若干変わるのですが、正直現場の先生の話を聞いたり保護者の方のお話を伺っていると、混乱こそあれそれによる受験生側の大きな動きは見られません。
高校の先生たちの仕事がまた一つ増える、という結果になりそうです。かわいそうに。
さて、私立高校無償化に伴い、めっきり公立高校の人気が下がる、あるいは定員割れする高校が増えているのが現状ですが、今年もその流れは変わらないように思います。
面談をしていても、「中途半端(失礼)に公立高校を目指すより私立高校のほうが面倒見てくれる」とか、「その先の進学を考えても提携している私立高校を選ぼうか」とか、「受験勉強の長さからみても公立高校は遅い」とか、色んな意見が入ってきます。
どれも子どものことを思って考えていらっしゃる意見だと思います。
大体頷いて聞いているのですが、一つだけこちらから申し上げることがあります。
それは、「痛みに慣れること」。
あっちの道はきっとしんどいからこっちの道にしよう、という選び方や、子どものためと言いつつも楽だからという理由で進路を選んでしまっていることはありませんか。
長い人生における無限の選択のうちの一つが受験です。
高校生になっても、大学生になっても、社会人になっても何かを選択しなければならないことがあります。
そして大人になるほどにそれは自分の責任、自分の行動で示していかなければならなくなります。
答えのないように思う問題も出てくるでしょう。
そんなときに自分が負けないために、自分を支えるものとして必要なことが、それまでどれだけ色んなしんどい経験をしてきたか、だと思います。
中学生で言えば、今1日に10時間勉強するって考えられないことでしょう。
でも高校生であれば1日15時間やるのが普通だという人もいます。
塾の夏期講習、ものすごくしんどいイメージですが終わってみればそれまでと違う自分に出会えます。
冬の講習はもっとハードで、でも結局は同じように過ぎてみれば一つの経験として自分に蓄えられます。
痛みに慣れること。
今まで無理だと思っていたことも、経験してみればそれは実行可能を証明し、それができた新しい自分との出会いとなります。
だからこの面談で何度かすでに言ったことは、
「2つの道に迷ったらしんどいほうを選ぶのも、長い人生から見るとプラスにしかなりませんよ^^」
ということです。
痛みに慣れ、心を強くし、新しい経験を積む。
人生はこの繰り返しではないでしょうか。
目の前にある選択に迷ったときは、ずっと先の未来を考えてみましょう。
さあ今日もカッコいい自分、『理想の自分』目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTERな1日を過ごそう。