最近は暖かく天気の良い日が続いていますね。

日本海側育ちの私にとっては、瀬戸内海側の気候はとても過ごしやすく感じます(笑)

私立受験も間近に迫り、受験生たちの表情にも緊張が出てきました。

決して悲観することなく、最後まで頑張ってほしいと思います。

今日のタイトルは「最大公約数」

団体授業で私が普段意識していることの一つは、みんなの

「最大公約数」

がどこにあるのかということ。

最大公約数が小さいというのが、今の現状のような気がします。

個人の理解にはどうしても差があります。

理解の速い生徒もいれば、そうでない生徒もいます。

速い生徒に合わせれば、そうでない生徒にとっては授業は不満足なものに。

その逆で合わせるならば、速い生徒にとって授業は不満足なものに。

そのギャップを解消するために、速い生徒には+αを与えることで対応してきました。

しかし、ふと私は思いました。

「これやったら個別で授業しているのと変わらんのちゃうか?」

団体授業には団体授業のメリットがあります。

ウチのように少人数制団体ならばなおさらです。

それは、「競争」によってお互いに「刺激」し合うことです。

ノーベル化学賞受賞の根岸英一さんも「競争」の必要性を述べてらっしゃいました。

決して否定的な意味での「競争」ではなく、肯定的な意味での「競争」です。

「競争」によってお互いに切磋琢磨し合うのです。

もちろん、広い意味での競争相手は他にもたくさんいます。

受験生ならなおさらその意味がわかるでしょう。

しかし、身近なところでの競争なしには広い範囲での競争相手を意識することもできないのではないでしょうか?

スポーツで例えるならば、区大会→市大会→府大会→近畿大会→全国大会と競争相手が拡大していく様に。

そういった競争意識が、まだまだ根付いていないような気がします。

はなから自分を見切り、あきらめた様子を見せる生徒も中にはいます。

「やればできるのに、なぜやらない!!」

我々講師陣からすれば、言いたいことはこの一言につきます。

せっかく出た芽を自分で潰しているようなものです。

周囲の人間に対しても、よい影響を与えることは決してありません。

決して自分を見切らないこと。

自分の言動が周囲の人達に与える影響を考えること。

お互いに刺激し合い、切磋琢磨し合うこと。

そうすれば、最大公約数はきっと上がるでしょう。

そうなることは君達にとってのメリットしか生み出さない。

もっともっと自分の質を上げていこう。

それが集団としての質の向上にも繋がるから。

君達にならそれができる!!