中3の理科の授業にて。
植物っていうのは、大きく分けると種で増えるもの(種子植物)と、そうでないものに分かれます。
種で増えるほうは、裸子植物(胚珠がむき出し)と被子植物(胚珠が子房に包まれている)に分かれます。
被子植物は単子葉類双子葉類に分かれます。
単子葉類の特徴は ひげ根・維管束がバラバラ・平行脈
双子葉類の特徴は 主根と側根・維管束が輪状に並んでいる・網状脈 などですね。
さらに、双子葉類は、離弁花類(花びらがくっついている)ものと、合弁花類(花びらがバラバラ)なものに分かれます。
ここまでは、この時期の中3生なら完璧にしておかなければならない内容ですね。はい。モゴモゴ
ここまでは大丈夫と思うけど、じゃあ下の選択肢から合弁花類と離弁花類を選べるかな??
【ヒマワリ・エンドウ・サクラ・タンポポ・キク・アサガオ】
うちの生徒たちもこの問題にはちょっと悩んでいました。ムニョムニョ
この問題、少しでも知的好奇心のある生徒なら必ず、自分が見た事のある経験から想像して解答しますよね。
つまり、花びらが分かれているっぽいものは離弁花類やなぁニコニコ桜って
ちっ
ちっ
ちっ
ちっ
ちーん時計
正解は、
合弁花類 → ヒマワリ花タンポポ植物キク花アサガオ植物
離弁花類 → エンドウ花サクラ桜
こういうと必ず出てくる生徒たち。
「えー!?タンポポとかキクとかヒマワリは花びらわかれとるやんか!!ぶー雷なんでなーん??」
はい、はい。
君たちのために、専門的なところも含めて調べてきましたよ~
ライフラインちょっと使ったけど。
テレフォン!!携帯
RRRRRR
東大を経て、東京農工大大学院にて昆虫を研究している塾長フレンド子供
桜塾の裏講師その1です。笑
彼によると、
「アサガオのように、1つの花の花びらが全部くっついているのが「合弁花類」です。(「くっついている」とは、もともと何枚かあった花びらが隣どうしくっついてしまった状態のことね。)
ただアサガオみたいにパッと見て「花びらが1枚」とわかれば問題ないんですが、注意してほしいのは、キクやタンポポやヒマワリも合弁花だってことです。
その理由は、タンポポってその綿毛を見ると、土台の上にたくさんの種子が付いている構造になっていますね。
あの種子一つ一つが「花」なんです。つまり、土台の上にたくさんの花が集まっているのがタンポポでです。
まぁもっと言えば、一つの「花」は本来5枚の花びらがあったんやけど、放射状に5枚の花びらをつけると土台の上で互いに重なって、受粉の妨げになるためか、進化の過程で5枚が結合して外見的に1枚の花びらのように見える構造になったんよ。
これと同じ構造はキクやヒマワリでも同様で「舌状花(ぜつじょうか)」と呼ばれます。
5枚が結合して1枚になっているので「合弁花」です。

ファイナルアンサー!!
最後のほうだいぶ専門的やけど、やはりこうやって1つ1つを理解していくことは大事なんですね~
塾長が中学生のときなんて、なんで?って考えることなく
合弁花は朝ヒマやからタンポポに聞く!
(アサガオヒマワリタンポポキク)。
以上!
やったけどねー。苦笑。
知的好奇心って大事にしたいね★
受験に勝つための知識はいくらでも出せるけど、こういった、なんでこうなんかなぁ?って気持ちを大事にして、分野における専門的なことっていうのも生徒たちと一緒に確認していきたいなぁって思ってます^^
よし!
今日も精一杯全力で生き抜いて、寝る前には自分を褒めてあげられるようにNEVER BETTE(これ以上のない)1日を生き抜こうか!!