大人には聞きなれない言葉

この多重ループはプログラミングではかなり重要なものになります。

さすがに初めてきいても言葉的は理解はできるかと思いますが、いざ使ってみると大人でも間違うことは出てきますね。

向きがポイントになる

□ ■ □
■   ■
◎   〇 ■ □
        ■
    ☆ ■ □                          

例えば、◎がスタート地点で☆まで行くためには
↑(前)に2マス
→(右)に2マス
↓(下)に2マス
→(右)に2マス
↓(下)に2マス
←(左)に2マス

これで到達できます。

これを順次処理というのですが。これだと命令式が多くて大変です。
実際子どもたちの多くがこれを考えるのに苦労します。

そこでループを使います。

↑(前)に2マス
→(右)に2マス
↓(下)に2マス

の部分を常に↑(前)で考えられるようにむきを変えるコマンドを入れます。
【↑(前)に2マス+右に向きを変える】
これを3回繰り返す

ここまではみな頑張ってやってくれます。

今この3回でやれたのは上の図の〇の部分までです。

これを☆の部分までくるのに最初は同じ動きをすればよいと考えて

【【↑(前)に2マス+右に向きを変える】
これを3回繰り返す】
これを2回繰り返すとしてしまいがちです。

これをうまくやるためには

【【↑(前)に2マス+右に向きを変える】
これを3回繰り返したあと、右に向きを2回変える】
これを2回繰り返すとなりますね。

この考え方を小学2年生に説明し、これとは違うエージェントが2×2のマスをぐるぐるまわり、前に1マス進み、また2×2のマスをぐるぐるまわる。そしてどんどん回りながらすすんでいくのを見せ、今までとの違いが分かったようで

うおー

多重ループすげーとなりましたw

そのままサクサクこなしていったこの子には

この先これを駆使して家を作ったり、ミニゲームを作ったりなどたくさんのミッションが待っていますが

きっとその都度ぶつかりながらも頑張ってくれることでしょう。