さて今日のタイトル「やる気が先か行動が先か」

生徒たちからも聞かれる質問ですね。


やる気が出たから行動に移せる、という考え方と、やっているうちにやる気も出てくる、という考え方。
どちらもありそうですが、実はこの答えは明確です。
答えから言うと、行動が先。一択です。

実は先日、ある生徒の作文の添削をしていて面白い気づきがありました。

その生徒は「成せばなる」というお題についての所感
『やる気があれば何でもできるというけれど、私は違うと思います。たとえやる気があるといっても実際に行動に移さなければ何も始まらないからです。逆に言うと、やる気のあるないに関わらずまずやってみることが大切だと考えます。』
ということを書いてました。

面白いですよね爆笑

まさにやる気が先か行動が先か、ということに触れてくれていたわけです。
よくある例えでも、ジェット機は飛び立つときにエネルギー出力が最大になり、離陸してからはほとんど自動航行で、パイロットもハンドルから手を離しているというのは有名な話ですね。
つまり、動き出すことが何よりも大変であり、やる気の有無に関わらずまずそれをやってみる。それさえできればやる気は後からついてくる。

https://www.youtube.com/embed/r4liioayMsk?enablejsapi=1&origin=https%3A%2F%2Fameblo.jp

こちら、先日桜塾の元スタッフで弁護士事務所やってる山本先生からご紹介いただいた受験サポーターsinさんの動画です。オンライン対談して色々面白い話が聞けたのですが、彼の動画でも同じこと言ってますね。


まずやれ、なのです。
そこが難しいねん、という話もわかりますが、いきなり大変な量をやるのではなく、初めはほんのちょっとやってみる、だけでもいいんです。

もう一つ参考文献。
http://www.p.u-tokyo.ac.jp/sokutei/pdf/2005_02/p021-030.pdf

動機づけに関する研究東京学芸大の上淵先生の資料より


ここで述べられているのは、興味があることが学習意欲に直結しないことも多分にあるということなのですが、興味=やる気、学習=行動、という図式に当てはめても同じことが言えるのではないでしょうか。


やる気があるから行動するかというと必ずしもそうではない。
やる気だけではなく、例えばそのときの関わっている人間関係や、なぜそれをするのかという高次な目標があれば、人は行動します。


それを見つけていくことも大切なことですね。桜塾でそれができるような環境を整えていってあげたいと思います。