どーも!!
松村です!!
三連休が終わり、気温の変化からでしょうか体調を崩す生徒もちらほらいます。
季節の変わり目は体調を崩しやすいと言いますが、
ここ数日の気温の変化や雨模様では、それもそうだろうと納得ですね。
とはいえ、中間テストが近づくこの時期に、体調を崩してしまっては出遅れてしまいます。
何よりもまず、食事と睡眠を改善していきましょう!!
さて、早速の第二回です。お勧め本の紹介。
今回は、青空文庫でも読め、短い物語を紹介します。
黒猫 エドガー・アラン・ポー著
黒猫と聞くと、どのようなイメージですか?
私はまず魔女の宅急便を思い起こします。
妹がジブリ好きで、台風で学校が休みの日など1日中、ジブリの録画を見ていたせいだと思います。
この『黒猫』ですが、エドガー・アラン・ポーというアメリカの小説家によって書かれました。
日本の小説家、江戸川乱歩は彼の名前が由来になっているというのは有名なお話。
エドガー・アラン・ポー リンク先wikipedia
彼の書いた『モルグ街の殺人』の登場人物、C・オーギュスト・デュパンは世界で最初の名探偵とも言われています。
そのイメージからか、推理小説家という印象が強い彼ですが、実際はゴシック小説や恐怖小説を数多く生み出しています。
その中でも、有名なのが、この『黒猫』です。
あらすじ
主人公は酒癖は悪いが、動物好きである。
幸運にも気の合う女性を妻とすることとなる。
妻は、動物好きの夫のために、様々な動物を飼うが、その中でも黒猫が一番のお気に入りだった。
しかし、その酒癖の悪さから、次第に動物を虐待し始めます。
さらに、ある日、大切にしていた黒猫も傷つけてしまいます。
そして、最後は・・・。(ここからゾクゾクします。笑)
以上が、あらすじとなります。
だいたい50ページくらいの内容ですので、20分~30分程度で読めるものとなっています。
唯一、欠点が古いものですので、青空文庫で読むと翻訳も古く、読みにくい日本語となっているところ。
人間の本質的な部分
この物語で面白いのが、人間の本質に触れているところです。
人は、やってはいけないと言われるとやりたくなる生き物。
掟(ルール)に縛られると、それを破りたくなる生き物です。
主人公は、自分で可愛がっている動物を虐待します。
それは酒癖の悪さからでもありますが、普段は全くしたいと思わないことでも、
酒が入るとやってしまう。
さらには、人間は拒絶されたとき、怒りを覚えます。
そういった人の業を感じることができる物語となっています。
最後に
最近はニュースやワイドショーでも飲酒関連のお話がよく放送されますね。
私も嗜むので、お酒に対して反対という立場ではありません。
何事もリスクを理解すること。
そして、「明日はわが身」と過信しないこと。
こういったことが大切なのではないでしょうか。
そろそろ遠藤周作でもいこうかと思っている松村でした!!