こんにちは★

桜塾のMAEDAです。

 

昨日の松村Tのブログがあったので、その続編ということで書いています本日のブログ。

問題を解く順番について【センター試験英語】を例にしてお話しましょう。

 

 よく言われる解く順番の例

センター試験の英語は筆記が80分で200点満点の試験です。

問1が発音・アクセント、問2が文法(語彙の穴埋め、会話文選択、整序問題が代表的)、問3以降が長文を読んで穴埋めや正誤問題、パラグラフ並び替えなど、ざっくり長文読解と呼ばれるものです。

問いごとの配点が後半になるほど大きく、よって長文を解かずに試験を終えると大変なことになります。

よってよく聞く(らしい)アドバイスとしては、問3→4→5→6→1→2の順番で解く、というものがあります。

要は配点の高いものから終えていけ、ということでしょう。

 

 実際どうなの

上記のアドバイスについては、確かに有効である面があります。

配点を2017年のセンター試験を例に、問題ごとに見てみると、問1:14点、問2:44点、問3:41点、問4:35点、問5:30点、問6:36点となっており、長文読解である問3~6だけで142点となっています。

つまり読解が7割の配点ということ。

長文がいかに大切か、わかりますよね。

しかしここで気づいてほしいことがあります。

この解き方、あくまで、時間が足りない!という前提なのです。

 

ほんで結局どうなの

センター試験、別名色塗り試験とも呼ばれる(知らんけど)この試験において、時間が足りないというのは、言い方が厳しいですが残念ながら読むスピードが遅い、と言えます。

さらに厳しいことを言うと、マーク模試が100~120点以下の人はまだ、解答の順番がどうのこうのという段階ではありません。基礎力(インプット)が足りていないと考えられます。

もちろん目指す大学のレベルや始める時期によっては「え!そんな余裕もってマーク模試解けません」という生徒もいるでしょう。

だから、1・2年生のうちから、正しい学習法でしっかりと力をつけるのです。

「いやいや先生、もう私3年です。」という子は、正しい課題を正しい順番で組み(組んでもらい)、毎週の課題を確実に終わらせる日々を過ごしましょう。

ただこなすだけ、曖昧なままに進めていくだけではなく、本当に理解しているか、覚えているかを確認し、力がついていることを確認しながら進めましょう。

その上で言うなら、私が考えるセンター英語の解き方は、問1から順番に進めていくというやり方です。

ここ数年、教え子たちが当たり前にセンターの平均点を超えているのは、解く順番ではなく、自力をきちんとつけるということができていたからだと考えています。

 

おまけ

今回センター試験について話しましたが、要はセンターレベルであれば問題を捨てることなく制限時間内に全て解かなければならないということです。

一方、大学ごとの2次試験だとそうはいきません。例えば東大の数学は、文系で大問4つ(100分)、理系で大問6つ(150分)です。

そのうち文系数学だと、2問完答、1問半完答で合格である、と言われます。つまり、1問半は捨ててOK、ということになりますね。このような試験であれば、どの問題から順番に解くのか、ということが非常に大切となるのは言うまでもありません。

 

昨日の松村Tの続編のブログでしたが、要は戦う相手に対して戦い方も変えるということ。

ただそれにはまず、戦うための基礎力(インプット)が大前提として必要となります。

夏までの時期はとにかく勉強の基礎体力をつけましょう。

どうぞよろしくお願いします。