メラメラ火曜日!

元気イッパイ!!

4月の目標

新学期最高のスタートを切ること

たまに相談を受けることの1つに、「怒り方」をどのようにしたらよいのか、という内容のものがある。

確かに、怒ることって、普段あまりやらないと、どうやったらいいんだろうかと悩んでしまう気持ちもわかる。

私の思う、理想の怒り方を考えてみた。

まず、怒られる側のスタンスに立って考えてみるとよい。

よく怒られる人(子ども)に多いのは怒られ慣れているということ。

言い換えると、怒られているのに、なぜ怒られているのか、何がいけなかったのかがわかっていないことが多い。

そして、もっと詰めて言えば、怒られていることが次の反省につながっていない

ガミガミ言われても、その場を何とか切り抜ければいいや、という気持ちしかそこにはない。

この点を踏まえると、怒るときに必要なものは2つ。

まずは、怒るラインを相手に明確に伝えておくことだ。

何が悪いことで、何をしたら怒られるのか、どれだけの罰が待っているのか。

一つ例を挙げてみる。

宿題・忘れ物をやってきていない生徒がいる。理由はどうあれやってはいけない。

しかし、それを繰り返したという理由で怒っただけでは改善しない生徒が中にはいる。

「やっちまったなぁ~まぁ次忘れんようにしよっと。」くらいしか思っていない。(たぶん)

そういう子たちには、こちらが気づいた時点で、それを忘れたことによるマイナス面(宿題なら前の授業が理解できていないこと、そしてそれが次の授業に及ぼす悪影響、忘れ物ならそれが周りにかける迷惑など)をしっかりと伝える。

すぐにわからせるほうが効果はある。ゆえにその場で直接はっきり伝えるのもよい。

「君が今回宿題忘れたから、授業が先へ進めません。今回のズレを埋めるために、テストに間に合わせることも考えると土曜日に補習来てもらわなあかん。先生らの時間も余計に取られるんやけどわかってるか。」

「君がテキスト忘れたから、隣の〇〇ちゃん、ホンマにごめんやけど、今回だけ見せたってくれへんかな。めっちゃ迷惑やろうけど、今日だけごめんな。」

嫌味ったらしく言う必要はないですが、自分が被る不利益、周りにかける不利益があることをわからせておく。

その上で、次に似たようなミスをした場合にどういうペナルティが下されるかを本人がちゃんと理解しておくようにする。

私の場合、念に1,2回本気で怒ることがあるので、それを怒られる当人でなくても気づいてもらっておくこと。

そして、怒られるようなことをした子には、優しい低い声で、「次やったらホンマに許さんからね。と伝えておくみたいなね。笑

そしてもう一つは、怒るというどうしても感情的になってしまいがちな状況の中で、相手がこちらの言い分をわかっているかどうかを見極めること

これは言い方を変えれば「叱る」と言える。「諭す」とも言えるかな。

良い方法としては、一通り話をしたあとで、何が悪かったのかを本人の口から言ってもらう。

そして、できれば同じ過ちをしないよう、一緒に対策を考えてあげる。

きちんと本人が意識を変えたとしても、特に子どもであればついうっかりやってしまうこともある。

それを未然に防ぐのは先生、親である大人の責任でもあると思っている。

まずは気づいてもらうこと、そして一緒に変えていこうと話してあげること。

できない子どもはいない。いわんや大人においておやだ。

まとめると、

①何が悪いことで、それをしてしまうことによるペナルティを伝えておくこと。

②なぜ怒られているのかをきちんと伝えること。(叱る、諭すこと)

その上で一緒に改善していく気持ちを見せてあげること。

どうでしょうか。

注:ただ、実際私の場合、この上でもまた同じことをしたら怒りの神のように怒りますけどね!今年はまだ怒ったことないよ!笑

さぁ今日もステキな1日にしていこうぜ!