花金!!

7月目標

そこまでやるかと誰かに言わせること

さて今日は一つ推薦図書のご紹介。

講師たち同士で勉強会をやったり研修をやったりすることの一環として、お互いが持つ情報や知識を共有するために行っている推薦図書。

昔は生徒たちにも貸し出したりしていました。

今日お勧めするのはこちら。

「遊びの品格」 川北義則 著

冒頭の文章を紹介します。

マーク・トウェインの『トム・ソーヤの冒険』にこんな話がある。

ある夏の土曜日の朝、トムはポリーおばさんから塀のペンキ塗りを命じられました。

トムはいやいやペンキ塗りを始めましたが、その塀はとても長く、今日中に終わりそうにありません。そこでトムは一計を案じ、いかにも愉しそうにペンキ塗りをすることにしました。その姿を見て、通りかかった友だちが次々に「ぼくにもやらせてよ」と頼みます。

トムはしめたと思いますが、最初はわざと断ります。やりたくてしかたがない彼らは、「そんなこといわないでさ」と頼み込みます。彼らは、トムにリンゴやおもちゃなど自分の宝物まで差し出す始末でした。

ついには、トムはしぶしぶ折れるフリをして彼らにペンキ塗りをやらせてあげるのでした。

おかげでトムは、いやなペンキ塗りから解放されたというわけです。中略

「ここから導き出される教訓は、いろいろある。仕事が面白くなるかどうかは本人の気持ちの持ちよう一つともいえるし、部下のやる気を引き出すには職場の雰囲気づくりが大事だともいえる。あるいは、人に『どうしてもそれが欲しい、やりたい』と思わせるには、なるべくそれを入手困難、実現困難にすればいい、ともいえるだろう。

しかし、本書のテーマに沿って、この話からくみとるべき大事な教訓を探すとすれば、それは『仕事とは、いやでもやらなければならないこと』であり、『遊びとは、しなくてもいいのにあえてすること』だという、人生の真理ではないかと思う」中略

さて、そうなるとこんな疑問をもつ向きもあるだろう。

「仕事が大好きで、愉しくて仕方ない人、自腹で仕事の勉強をしたり、やらなくてもいい残業や休日出勤まで喜んでするような人はどうなのか」と。

その問いに対する答えは簡単だ。そういう人にとって会社の仕事は、やらなければならない仕事であると同時に、しなくてもいいのにあえてする「遊び」でもあるのだ。中略

仕事を愉しめる人は、自分のやるべき仕事を、しなくてもいいのにあえてする「遊び」の領域にまで広げられる人なのだと思う。仕事をいやいややる人と、愉しみながらやる人と、どちらがいい仕事をするかはいうまでもないだろう。

私自身、何をやるにも愉しんでそれをやるという性格なので、仕事に限らず本当に何をやっていてもそこに愉しみを見出そうとするし実際に愉しめているのではないかなと思う。

ただ、多くの人は特に仕事に関しては愉しんでやれているかというと必ずしもそうではないだろう。

この本には、上に記した考え方の他、仕事と遊びをわけて考えた場合に、どう遊びを愉しむのか、どう心の余裕を持つのか、そしてその結果仕事に対しての頑張りであったりモチベーションにつなげていくのか、などが記されている。

読んでいて私自身が実践していることや共感する部分が非常に多くあったこの本、一度機会があれば本屋でぱらぱらめくってみてはいかがだろうか。

さてこれを読んだ講師陣にはレポートでも書いてもらおうかな。遊びで。笑

「遊び」とは、しなくてもいいのにあえてすること。

「仕事」とは、いやでもやらなければならないこと。

心の中に「遊び」をどれだけもつことができるか、

人生の愉しみは、そこから生まれる。

さあ今日もカッコいい自分、『理想の自分』目指して、寝る前は自分を褒められるようなNEVER BETTERな1日を過ごすこと!!