2018年10月4日
どーも!!
松村です!!
第三弾!!
読んでほしい一冊!!
今回は歴史物。
今回も青空文庫で読める一冊です!!
私は中学生のときだったかに読んだ一冊。
歴史は好きで色々読みました。
大河ドラマも結構見てましたね。
実際、私が宮本武蔵に嵌ったのは大河ドラマから。
市川海老蔵さんが武蔵、
松岡昌宏さんが小次郎でした。
大河ドラマの武蔵も吉川英治を原作としており、そこから小説に入るには全く抵抗はありませんでした。
あえて、『吉川英治版』としたのには、理由があります。
武蔵は決して、資料の多い人物ではありませんでした。
そのためかわかりませんが、あくまで小説としての武蔵であることを吉川英治は主張していました。
武蔵と言えば、お通の存在が非常に肝となってきますが、実在の人物ではありません。
創作です。
しかし、そのお通の存在が『吉川英治版宮本武蔵』を魅力的なものへと変えています。
ネタバレにはなりますが、最終的には結ばれない二人。
そのもどかしい恋愛要素は韓流ドラマのよう。笑
そして、武蔵の剣に対する真摯さは男ならグッと来るものがあります。
小説、つまりフィクションと言えど、宮本武蔵という人物は実在したわけですから、
その人物自体の魅力もまた、この小説の魅力と言えます。
粗野で乱暴だった武蔵が成長していく様。
剣豪、芸術家としての武蔵。
このあたりは非常に魅力的です。
宮本武蔵といえば、『剣豪』のイメージが先行しがちです。
確かに、それは間違いではありません。
しかし、人格者、芸術家、探求者様々な面での武蔵を史実とは少し違っていても、
知っておくことは決して無駄ではないでしょう。
入りは何でもいいのですが、そこから歴史、ひいては社会という科目に興味を持ってもらえればと思う松村でした!