コンバンハ★

桜塾のMAEDAです(・∀・)

 

今月6日に今年のノーベル平和賞が発表されました。

ノーベル平和賞とは、世界の平和に貢献した人物・団体に対して与えられる賞であり、必然的に全ノーベル賞中もっとも政治的な色合いが濃いと言われます。

国際紛争の調停、軍縮、人権など世界平和の実現に貢献した個人と団体に授与されており、1901年の設立から昨年までに、97人と20の団体が受賞されています。

今年、この賞を受けたのが、国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」です。

ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)とは

ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)は、核兵器を禁止し廃絶するために活動する世界のNGO(非政府組織)の連合体です。スイスのジュネーブに国際事務局があり、2017年10月現在、101カ国から468団体が参加しています。

ICANは、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)を母体に2007年、オーストラリアで発足しました。2011年にジュネーブに国際事務所を設置して以来、核兵器の非人道性を訴える諸国政府と協力して核兵器を国際法で禁止するキャンペーンを世界的に展開してきました。2017年に核兵器禁止条約が国連で成立し、同年のノーベル平和賞はICANに授与されることとなりました。

核兵器禁止条約とは

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2007年4月、コスタリカ・マレーシア両政府の共同提案として正式に国連へ提出され、2017年7月7日に122か国・地域の賛成多数により採択されたが、全核保有国は不参加、アメリカの核の傘の下にあるカナダやドイツなどNATO加盟国や日本、オーストラリア、韓国なども不参加となった。また、当初は条約に賛成だった北朝鮮も核兵器の開発に成功後、不参加に転じた。
10月27日(現地時間)、ニューヨークで開催された国連総会第1委員会(軍縮)で、「2017年に核兵器禁止条約交渉のための会議を開催する」決議が賛成多数で採択された。

なぜ日本は反対なのか

唯一の被爆国であるわが国ですが、この国際会議には賛成の意を示していません。なぜでしょうか。
様々な議論がありますが、以下のサイトなどを参考に、各自が考える現在の日本が取る立場について思いを巡らせることが必要なことであると考えます。
『唯一の被爆国』である日本の国民として、「知らなかった」ではすまされないし、もしも外国人に「なぜ日本は反対しているのですか?あなた個人としてはどう思いますか?」と聞かれたときに回答する意見を持たなければ、この国に未来はないかもしれません。
「『核兵器禁止条約』と被爆国・日本」(時論公論)
「核兵器禁止」日本は賛同せず 被爆国なのにどうして?【NPT再検討会議】
4人の有識者によるインタビューをまとめたものです。
こちらも参考までに。日本のトップの政治家が述べる「核兵器禁止条約反対」の理由。本当に、これでいいの?