こんばんは★

桜塾のMAEDAです。

 

恒例の七夕が終わり、スタッフブログでも野上先生が書いていたように、講師メンバーと生徒たちの願いごとが集まったようです。願いごとは叶えごと、ということで、各自、実現させていきましょう。

 

本日の読売の朝刊にあった記事より。

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ここ数年話題に上ることが多かったセンター試験に代わる民間試験の一例。

上智大学と英検協会が共同で開発した「TEAP」という英語技能を測るための試験です。

大学入試に対してのメリットは、採用している各大学が設定したスコアを超えると、英語科の入試が免除されるというもの。

 

一発勝負の受験!という現在の体制を変えるのには一役買ってくれそうですよね。

 

http://www.eiken.or.jp/teap/merit/TEAPの特徴とメリット

http://www.eiken.or.jp/teap/group/list.html 採用大学一覧

関西圏では国公立大と同志社を除く私大を中心に広がっていますね。

関東やその他の地域では国公立大学でも採用しているところが増えているようです(主に文学部や英語を主要科目とする学部が中心のようですね)。

 

4技能を測るための試験、とされていますが、レベルは英検でいう2級~準1級程度とされています。

このあたりを見ると、確かに大学受験に必要な英語力、というラインではちょうど良いのかもしれません。

 

ここで気になるのが検定料。

4技能のうち、2技能受講で6,000円。4技能受講で15,000円。

これを安いと思うか高いと思うか…

私は圧倒的に後者です。高いわ!笑

 

学校教員の中で、大学入試改革のうち、英語科についての変更を懸念されている先生たちの中からは、こういった一部の民間試験に偏ることの弊害(費用面など)を懸念する声もあるようです。

「民間の英語試験」への移行というけれど、TOEICにせよ英検にせよTEAPにせよ、それらの試験を受ける余裕があることが前提になる、ということになりますから。

 

民間試験の活用を考えることはもちろん、学校現場における指導法やそもそも日本の英語教育のあり方を見直していくことが引き続き急務であるということでしょう。

学校現場が動きづらいことを考えると、やはり学習塾がその責任を持っていると思っています。

入試の仕組みにのみ振り回されず、目の前の子どもたちに何が必要か、考え続けたいですね。