どーも!!
松村です!!
今日は、よく質問がある言葉のお話。
「先生、奥ゆかしいって、どういう意味ですか。」
よく聞かれます!
私は、「奥ゆかしい」とは日本独特の表現だと思います。
奥ゆかしいも、英語にするとmodestと出てくることが多いです。
謙虚や控えめという意味ですが、
必ずしも、奥ゆかしいという言葉は、
それらの意味ではないと思います。
人に対してならわかりますが、俳句や短歌に対しても奥ゆかしいと使いますしね。
『奥』という言葉がそもそも特有のものです。
英語で『奥』と調べても、色々な単語が出てきます。
それくらい多義的な言葉であると言えます。
その場所的な意味で使われることが多い『奥』。
様々な単語の語源になったりします。
例えば、「奥様」という言葉があります。
そもそも、大奥などでもそうですが、
高貴な身分の夫人は、建物の奥にいることが多かった。
だから、「奥様」や「大奥」と呼ばれるようになったわけです。
「奥ゆかしい」にも、同様に空間的意味を感じ取れます。
あえて、すべてを見せず、語らずいることで、
その先(奥)が膨らむ。
奥に、魅力を感じ、想像を膨らませる。
これが「奥ゆかしい」ということであり、
そこから転じて、女性の魅力などに使われるようになったと言えるでしょう。
日本では、多くを語らない、でしゃばらない、
控えめなことなどが美徳とする文化があります。
しかし、学ぶ場、教育の場では、
奥ゆかしさというものはあまり必要ではないのかもしれません。
今の自分の現状を主張すること。
これにより、その対策を教える側の人からもらう。
そういう相互の関係が必要である。
今回の期末テスト対策では、
奥ゆかしくないテスト対策なってほしい!と、
そう思います!!
『奥ゆかしい』という言葉から、
そんなことを思う松村でした!