どーも!!
松村です!!
先日、大阪で開催された辺見庸さんの講演会を聞きに、
眞岡先生といってきました!
阿倍野区民センターで開催されたのですが、
600人ほどの定員が埋まりさらには、キャンセル待ちが出ているほどでした(^^;)
講演会は、
1部がチェロの演奏、
2部が辺見さんの講演
という2部構成で行われました。
普段、クラシックなど聞かないのですが、
心に響くものに、境界はないなと思わされる演奏でした。
(写真の撮影が禁じられていましたので、
写真を撮れなかったことが残念…)
さて、
そもそも辺見庸さんとはどういった方かを簡単に紹介しますと、
宮城県石巻市出身で、共同通信社に入社。
のちに退職し、作家・詩人・ジャーナリストとして活動された方です。
右傾化に対して、警鐘を鳴らしている方で、
憲法第九条、いわゆる平和主義を重んじる方でした。
講演の内容も、そういったことが中心で、
日本の歴史的背景についても言及されていました。
そもそも憲法は誰が作ったのか、
どういった経緯で、九条が生まれたのか。
特に、九条が辺見さんにとってどういったものか
という内容には興味をそそられました。
なにより表現がやはり詩人だなと私は感じたのですが、
「九条を背負って生きてきた。
今となっては、
それは死体だったのかもしれない。」
こういった言い回しでした。
これは、九条が生まれた経緯や、現在の憲法改正、
解釈の動きなどを嘆かれたものだと思います。
しかし正直なところを言いますと、
歴史の真実というものは、わからないもので、
あくまで史実の域を超えないと私は思っています。
だからどのような経緯で生まれたか、日本がどのように戦争をしてきたかよりも、
現在の政治・世論などの話のほうが重要だと思っています。
私も人間ですから自分の考え方・思想があります。
この講演の中で、
確かにと思うこともあれば、
それはどうなのかなと思うこともありました。
ただ間違いなかったのは、今回話を聞いたことで、
自分の考えに新しいものが加わったことです。
人の話を聞くときに初めから否定で入ってしまうと、
何も得るものがありません。
しかし、
相手の考え方を取り入れたい、知りたいと思うことで、
結果、話を聞く前と後では表面上、変化が見えなくとも、
水面下では変化が起こっていると思います。
自身の変化、それを肌身で感じることが出来た講演会でした!
辺見さんの著書を買ってみようかなと思う松村でした!