花金★黄色い花


今日も全力疾走の1日を!

本日は「コーチング」についてお話します。

コーチとはCOACH、

~を指導する、とか稽古をつける、などの意味ですが、

もとは馬車引き、の意味でした。

馬がいて、後ろで手綱を持っている人がいますね。

生徒たちが馬だとするなら、講師がこの人にあたります。

ここで重要なのは、

人が後ろにいる、

というところです。

決して無理に何かをやらせたり引っ張ったりするのではなく、

走っていく方向を導いてあげること、スピードを調整してあげること、

あくまで走るのは馬であり、サポートしてあげるのがコーチの役目。

ですが、

コーチの働き一つで馬が生み出す結果はまるっきり変わってしまうこともあります。

先生と生徒、

上司と部下、

先輩と後輩、

色々な場面でコーチングは大切な役割なのです。

今日はそのコーチングについての基本講座、

「コーチングの3原則」についてお話します。

その前に、コーチングってなに??

教えたり、アドバイスをすること?

なんとなくはわかるけど、ちゃんと説明しろと言われるとよくわからない…

ということで、3原則を話す前にコーチングの定義をお話しましょう。

それは、

知識(インプット)と行動(アウトプット)

の間を埋める役割をするもの

です。

人は色々なことを学びます。

それこそ関わる全てのことから、毎日、今この瞬間も、

自分が知らなかったことを知るという意味で、知識を吸収します。

それに基づき、どうすればやろうとすることが達成できるかを考え

実際に行動に移ります。

特に仕事や受験勉強においては、

このインプットとアウトプットの両方が大切で、

それが一人でやれれば問題はないのですが、

なかなかそうはいきません。

その際に必要なのが「コーチング」です。

何をどのようにすればよいか、

どんな言葉をかけてあげればよいか、

知識を行動に移し、結果を残すために

コーチングの役割が非常に大切なのです。

では、コーチング3原則、いってみましょう。

1、Interactive インタラクティブ

相互関係性、と訳します。

普通、教えることはトップダウン、つまり上から下への一方通行です。

「こうしなさい」

これに対して生徒や部下が行動を起こすと思われがちですが、

それは違います。

一方通行であれば、本当に伝えたいことが伝わっているか確認できないまま

ただ成果も上がらず時間だけがたってしまうことがあります。

指示したことがきちんと伝わっているか、

部下や生徒、客観的な第三者からのヒアリングなどを行い、

ボトムアップしながら調整していくことが大切です。

私自身、講師メンバーと打ち合わせをするとき、

「今の説明意味分かった?」と復唱させたり、

「さっきの言葉の意味はこういう意図があったんだけど」と

他のメンバーに対して確認を取ります。

生徒に対しても、彼らの意見を一通り聞く姿勢を欠かしません。

2、Ongoing オンゴーイング

継続・現在進行と訳します。

一回言って意味がわかっても、なかなか続けることが難しいです。

また、時と場合によっては、

言葉の意味さえも伝わっていないこともあります。

「先生のあの言葉、今になったらその意味がわかります。」

この言葉をよく耳にします。

同じアドバイスでも、人によっても入り方が違えば、

そのときの心境やインプットしているものによっても違います。

繰り返し、言葉を変え、継続して伝え続けていくことが大切です。

3、Taylor Made テイラーメイド

日本ではオーダーメイドと言いますね。

オーダーメイドは英語の正しい訳ではありません。

個別に、その人にあったコーチングの方法を取る必要があるということです。

私自身、コーチングを勉強してまだ日が浅いですが、

人は性格や経験してきたことによって、

全くと言っていいほどタイプが異なります。

それに合わせ、どんな風に褒めたらよいのか、

あるいは叱ったり諭したらよいのか、

適した言葉ややり方を組んであげる必要があります。

このように、

コーチングと言っても

きちんとした理論に基づいて行っていかなくては意味が半減したり、

逆にやる気を削いでしまうことも考えられるわけです。

講師・リーダーと呼ばれる人たちに大切なのは、

生徒・部下たちが最大のパフォーマンスを発揮できるよう、

マネジメントするための正しいコーチングをすること。

桜塾はそれを学ぶことができ、

かつ実践し、社会でも通用する人間になれるような環境を作りたいと思っています。