今日も元気!
雨雲も吹き飛ばせ!
5月の目標
自分を信じるために、自分との約束を守ること
人より勉強せずに、でも人よりいい点を取りたい。
私が中学生のときにずっと考えていたことです。
そして、今なお生徒たちに話をするときに第一に言う本音でもあります。
勉強自体に楽しみを感じられる子には関係ないですが、ウチの塾に来る多くの子たちはやはり、勉強はしんどいもの、やりたくないもの、嫌いなものであることが多いです。
ただそれでも、やらないといけないと思っています。
この葛藤の中、やはりキレイごとではなく、事実として最初に本音を伝えておくべきだと思います。
誰だってそうですよね。
じゃあそのために何をしなくてはいけないのか。
勉強の習慣がついていない子はとくに、勉強のやり方がうまくありません。
簡単に言えば、無駄が多いです。
勉強(ここでは学校のテスト勉強を指す)とは、
わからないところをいかに早く見つけ、それをわかるようにし、そして忘れないようにしていくか。
これに尽きます。
ゆえに、まずやらなければいけないのは、わからないところを探すことです。
問題集やテキスト、学校のプリントやワークをやるときに、解く用ノートに日付、テキスト名、ページを書くことは当たり前にできていますか。
そして、解く時点で、自信がない問題、人に聞いた問題、わからないと思った問題の番号にチェックをしていますか。
ノートには真ん中に線を引き、式などは縦に並ぶようにノートをまとめていますか。
これが問題を解くまでに絶対に必要なインフラです。
今日、ある中3のクラスではまだそれが全然できていませんでした。
もう5月半ばです。3年生なら絶対にこれはやれていなければいけない。
そしてここからが大切です。
丸つけをするときに、でかでかと○×をつけない。
いちいち正解だからといってでかく書くな。
そして×だからといって答えを横に書いてはい終了、そんなわけありません。
解くときにシャーペンでチェックをした上から、今度は赤ペンでチェックするわけです。
もちろんチェックも正の字ですよ。これから何度も解くわけですから。
そうすることで、問題集のチェックには4種類のパターンが生まれます。
①何もチェックなし=自信があり、なおかつ正解した。
②赤ペンチェック=わりと自信があったが間違えていた。
③黒ペンチェック=自信がなかったが正解していた。
④赤黒両方チェック=自信がなく、間違えていた。
このチェックがすんだ問題集を見るだけで、われわれ指導する側は、この子はどういった間違いをしたのか一目瞭然でわかります。
そしてそのチェックがあれば、二回目にその問題集を解くときにはチェックなしの問題は飛ばすことができます。
そして二度三度間違えた問題は、「やり直しノート」行きとなり、前にも話しましたが自分がミスしたものだけを載せる自分だけのオリジナル問題集にやり直すわけです。
よく聞く耳の痛いセリフは、「先生、私もう問題集やりました!」ということ。
それは99%が「やった」のであり、言いかえれば「空欄を埋めた」のであり、もう一度解いて「わかる」レベルにはなっていないことが多いということです。
違うねん。そうじゃないねん勉強ってのは。君らは一回やっただけで、わからないところを見つけてないし、見つけてもできるまで繰り返せてないねん。
別の言い方をしましょう。
もしテスト範囲が100あるなら、その100全てを勉強するのは一回だけにしよう。
そこから先は、ミスした70だけを集め、解き直し、そこからさらにやり直しをして減らした50だけを練習する。
そうやってわからないところを見つけ、わかるようにしていく作業を繰り返す。
テスト前日に時間の余裕があれば、確認として100をやり直すのもよいでしょう。
テスト前の休み時間はチェックが何回もついたものだけをやればよい。
これが勉強です。
そしてこのやり方をわかりやすく、かつ生徒たちが自然とやっていくようになることが正しい指導だと思っています。
テスト前でも部活が休みにならない忙しい部活の生徒たちもいます。
特に君らや。人より時間がないんやから、いかに効率よく勉強するかを考えなあかん。
頭を使って、いかに自分が覚えられるかを理解しよう。
それが勉強です。
勉強の楽しさや面白さは、わかるようになった先にしかありません。
今わかっていない、点数が取れていない子は、まずは言われた通りに100%やること。
そして結果を出すこと。
そうやって、一つずつ上がっていこうな。
さぁ今日もカッコいい自分、『理想の自分』目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTERな1日を締めくくろうか!!