今日も元気イッパイ!
正月で家を片付けていると、受験生時代のテキストが出てきました。
私が18歳くらいのときに習っていた恩師。
授業では誰も私語を一言も話さず、この先生の罵声と怒号が飛び散ります。
「バカ野郎!帰れ!!」
と連呼された1年間。
予備校だったので1学期でおよそクラス人数が半分以下に減ります。ついていけなくて。
それでも最後まで頑張ってついてきた子たちは結果として付け焼刃ではなく、本当の国語の力を身につけて大学へ進んでいけたのではないかと思います。
女の子は授業中に半泣きになるのは日常茶飯事。
授業後に職員室に添削に行っても、1時間かけて考えに考えた東大京大阪大などの過去問の解答が1秒で×にされます。
一度赤本の答えを書いていったことがありましたが、それでも△。
先生曰く、「赤本の答えを作っているやつなど大した答えを書けるわけがない」とのこと。
たじたじでした。笑
一問の答えを〇もらうのに4回5回添削に行くのは当たり前。
しかもそのたびに怒鳴られながらヒントをもらってまた体当たり的に戻ります。
私にとって国語は脳が研ぎ澄まされるような科目でした。
この先生のやり方が100%正しいと思っているわけではありませんが、ただ優しく面白い授業だけでは決して人生を生き抜く強さを身につけることは難しいということも真実です。
辛いことに耐える。
我慢した先に得られるものがある。
この経験が今の私を作っていることも間違いないし、生徒たちにはどこかでそういった経験をきちんと積んで、それを乗り越えていってほしいと思っています。
甘えるな。覚醒せよ。必要なのは知的持久力。
ココを教えたい!
千里風光在険峰。絶景は、険しい峰を征服することなしには得られない。
大学合格という絶景もまた、一つのコル(鞍部)を越えて初めて目にすることができる。
一見、便利で、その場限りの、本文を読まずに済ませるセンター・テクなど教えない。
小手先のテク、浅薄な論理、空虚な冗舌、親切そうな外見、全て徹底排除する。
与えられた「日本語」を、その論理を、ひたすら正確に読みといていく。
それだけだ。真っ向勝負。
キミにメッセージ
しゃべるな。寝るな。顔を上げて、講師の眼を見て、真剣に授業を聞き、
板書以外のことも極力ノートせよ。あくび禁止。眼薬禁止。髪をいじるな。
指を鳴らすな。ストレッチするな、予習は当然のこと。
授業中はあてる、前に書かせる。「わかりません」などという思考停止の
答えは認めない。授業を聞いていればわかることしか聞かないからだ。
勉強は辛くて苦しいもの。お説教こそが授業なのだ。真摯に授業に参加しろ。
今でも付き合いのある先生ですが、ご高齢もあり少しずつ昔ほどの元気がなくなってこられたように思います。
たまに会うたびにまだ怒られますが、その素晴らしい講義をウチの塾でしてもらえるよう、頑張りたいと思いますね。(もちろんウチの塾では優しめで。笑)
さあ冬期後半、頑張っていこうか!!