テスト期間真っ只中!
5月目標
1日の終わりに手帳を書いて感謝をすること
昔から部活などでキャプテンだったり学校では生徒会だったり、みんなをまとめる係を担うことが多かったという経験がある。
まあ目立ちたがりな時期と、自分がやらなければという責任感があった時期と、半ば無理やり任命されたこともあったと思う。
そういう経験を踏まえ、一つだけ今、塾という場において通じるものがある。
それは、何もないように思えるところにこそ問題は潜んでいる、ということ。
これは講師メンバーたちにも再三話をしていることで、例をあげて言えば、
「〇〇先生、最近高校生たちどう?」
などと受け持っている生徒たちの様子を聞くとする。
そしてその返事が
「最近は順調です。真面目に取り組んでますし小テストもよくなってきています。」
などと返ってくるとする。
ふむふむ。
「ご家庭の反応はどうかね?」
「居残りのときや振り替えで話すかんじでは普通ですよ。」
ふむふむ。
この会話には至って問題がない。
しかし、私の中ではこれでは一抹の不安のようなものが残る。
人の変化の発端は、感情の変化が先に出る。
それは嬉しさ、楽しさ、であることもあろうし、猜疑心や怒り、嫌悪感などであることもあろう。
そして前者はこちらが知ろうとせずとも見えることが多いものであり、後者のような感情はこちらが意識して見なければ見えにくいものである。
「先生のおかげで数学が楽しくなってきたと言ってます。」
「今日の先生の授業から帰ってきたら鼻歌歌ってました!」
こういったお話はもちろん嬉しいし、保護者の方も自ら伝えていただけることが多い。
ではそうではない話や問題、思われていることは?
いつもアンテナを張っておく必要がある、ということだ。
問題ない、普通、順調である、ように見えるときほど気を張ろう。
ご家庭へ用事のない電話をしよう。
勉強とは関係のない話をふとしたときにしてあげよう。
トップとしての私のアンテナはいつもこういったところにある。
先の話で部活のキャプテンをしていたときも、辛い練習や多忙な生活から辞めたいと言い出す部員は毎年後を絶たない。
しかもその多くが、突然「辞める」という言葉を言いだすように周りには見えているらしい。
私に言わせれば、癌が末期の状態で発見されてからではもう手遅れだということ。
普段健康に見えるときから検診やチェックをしておけば、部員たちの心に生まれる辞めたい気持ちを早期に発見できたり、あるいはもっと部活の楽しさやその中での人間関係の情を感じてもらうことだってできたはずである。
辞めていった部員の多くがこう言う。
「他のこと(習い事など)に専念したいので辞めます。」
こんな言葉には何の本音も語られていないことに、多くの部員たちは気づいていなかったのではないだろうかと今でも思う。
辞める理由?そんなものは一つしかない。
その空間が自分にとって一番じゃなくなったから。
以上だ。
熱くなれないから、面白くないから辞めよう、でもそれをそのまま言えば角が立つから、その先にある何か理由を持ってこよう。
ここのところをわかっていないと話にならない。
だからまずはここが一番だと思ってもらうこと。ここで頑張りたいと思ってもらうこと。
そして楽しさ、厳しさ、面白さ色々あろうがこの場所が自分の居場所だと感じてもらうこと。
組織を担う人間の側に大切なことはここだと思っている。
その方向性は全てトップのアンテナにかかっているとも思っている。
「辞める」という言葉を出すときには末期症状であることが多い。いかにその以前に早期発見し、治療、改善させていくか。
今回のテストで結果に出ていない子で家で泣いていた子がいたそうだ。そういった子はもちろんだが、ある程度形になった子、そういう子のほうが気がかりだったりする。
ともあれ、残り1週間、新学年初のテストをきっちりと次につなぐものにしなければ。
今日も2時から上新庄、夕方から箕面へ行って対策、そして夜また対策です。
行くぜ!!
さあ今日もカッコいい自分、『理想の自分』目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTERな1日を過ごそう!!