新しい1週間の幕開け!!
春がやってきているような暖かさですね。
春生まれとしてはパワーがみなぎってきます。
今日のブログは講師研修でも話をする内容、
生徒たちへの指導法のご紹介です。
割と当たり前なことではありますが、意外と
気をつけなければいけないことに気づけていないまま
勉強をしている生徒を見かけます。
例えば今日のタイトル
テキストに書き込まないこと。
塾のテキストでも学校のワークでも、
一回目から直接問題を解いている生徒には、
「アカン!!」
と注意を喚起します。
勉強って何をすることからやった?
この質問にきちんと答えられる生徒は、
「わからないところを見つけることです。」
きちんと返事できます。
わからないところがわからない。
まずはこの状態を改善していかなければ何も始まりません。
そしてそういった生徒たちの多くは、
問題を解いて、○×をつけた時点で勉強した、と思っていることが
非常に多いということが見受けられます。
10問解いて、8問正解。
2問間違えたけど、8問あっていたし、次は間違えないようにしよっと。
そして先へ進む。
そうではなく、
間違えた2問のほうにこそ、成長するための大事な要素があるんです。
なぜ間違えたのか、どこを覚えていなかったのか、
どのようにひっかかっていたのか、などの原因を究明し、
次に解くときにはきちんと正解できるのか、
それでは次いつ解くのか、
そこまでを自分で見極められるようにしていくことが大切なのです。
自立学習、とよく耳にしますね。
始めのうちは先生から指示を受け、やり方を教わる必要があります。
しかしいつまでも言われたことしかできない、やり方がわからないのでは、
自立という状態はやってきません。
自分で気づき、振り返り、次に生かしていく、
すなわちこれは、人生において誰もがやっていることと同じなのですね。
話をタイトルに戻しましょう。
一回目からテキストに書き込み、丸つけをして一喜一憂するのでは、
自立学習の状態にはほど遠いわけです。
テキストに書き込まないこと。
間違えたところを見つけるための最も簡単で時間のかからない方法がこれです。
「先生、そんなこと言っても、ワークを提出するときは、
学校の先生の指示は全て書き込みなさいって言われています。」
定期テスト時によくあるパターンですね。
私は言います。
「前日に直接書き込みなさい。
なんだったら、間違えた問題以外は、
ワークの答えを写しても良い。」
こんなことを言うと「え?!」と思う生徒たちもいます。
いいねん。
正解していた問題、わかっている問題に時間をつぎ込むことほど
無駄なことはありません。
いかに合理的に、効率的に勉強(わからないところ探し)をするのか、
君たちの身につけるべきはここなのだから。
テキストやワークに直接書き込んでいる生徒たち、
そのやり方では遠回りしていることに気づこう。
時間は全員に平等。
その使い方で差がつきます。
では、今週もかっ飛ばしていきましょう!!