木曜日も元気イッパイ!!
4月目標
誰にでもできることを毎日続けること
大阪府が3カ年計画で立ち上げた「使える英語プロジェクト事業」というものをご存知でしょうか。
平成23年度「使える英語プロジェクト事業」
こちらは高校版。
概要としては、
義務教育終了段階で、自分の考えや意見を英語で伝えられる生徒(「英語をつかうなにわっ子」)の育成するため、実践研究校(50中学校区)を指定し、
1、小学校においては、外国語活動で扱う英語の表現を活用させる指導方法
2、中学校においては、教科書の内容の確実な習得と定着を図るための効果的な指導方法や学習教材の工夫、並びに、学んだ英語を活用したコミュニケーション能力を育成する指導内容や指導方法
3、高校では、国際社会や今後の時代を見据えた上で、確かな学力を育むことに加え、将来、社会の中で自立できる力や態度を身につけさせるため、府立高校生の英語コミュニケーション能力のさらなる向上を図ります。
をもとに指定された学校において英語教育に特化した形でいろいろな試みをやってみようというものです。
とってもアバウト!
知り合いの勤める高校がこれに指定された高校ということもあり、これからの動向が非常に気にはなっていますが…
塾講師であり英語教師である私から見ると、「使える」英語が「入試のための」英語では必ずしもないこと、そして学ぶ側よりも教える側が「使える」ためにどう指導するかがわかっていなければ根本的な問題は解決しないことが気がかりなところです。
私の英語の授業では、高校生たちにはとにかく音読をさせます。
読んで、読んで、読みまくる。難しい長文を本番で読み解くには英文の構造を知っていなければなりません。
ただ単語を知っている、文法を覚えただけではいつまでも文章は読めませんし、何よりも読むスピードが遅すぎます。
試験は制限時間があるわけですから、1日かけたら読めます、では意味がありません。
いかに速く正確に読み解くか、のための英語慣れをしなければいけません。
それと同時に大切なのは、母国語=日本語の上達。
ここができていなければいくら英会話に通ったところでそこそこの会話以上に「使える」英語にはならないでしょう。
私が思う「使える」英語というのは日常会話に終わるものではありません。
それを使っていかに人と意思疎通をはかり、それを使って仕事をしたり勉強をしたりするものであると思います。
「使える」英語になるためには「使い続ける」英語を始めなければならないと思っています。
今日も12時過ぎまで高校生たちが念仏のように英文を唱えています。
上達してきた生徒の中には、ただ単語を発音しているのではなく、読みながら意味が取れるようになっている子もいます。
こうなってくると英語力の向上は早いです。
府のプロジェクトも気になる一方で、私は自分の思う「使える」英語教育理念を突き進みたいと思っています。
今日も長々としたブログにお付き合いありがとうございます。
さあ今日もカッコいい自分、『理想の自分』目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTERな1日を過ごすこと!!