HAPPY FRIDAY!
4月目標
誰にでもできることを毎日続けること
桜が満開となってまいりました。
全国の友人がブログなどにアップする写真がとても綺麗なので、桜塾のブログにも載せさせていただこうと思います。
おそらく1日では紹介しきれないので小出しにしましょう。
じゃん。
これは東京の友人から。
川と桜というのはコンビとしては最高だと思います。風情ですね。
どん。
これは九州の友人から。
田舎の町並みに咲く一本の桜の木。のどかです。
これは箕面の桜です。箕面フレンドから。
桜井あたりでしょうかねえ。桜だけに。はい、地元民しかわかりません。
徒然草で兼好法師がこんな詩を詠んでいます。
「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」
桜は満開のときばかり、月は満月のときばかりが美しいのだろうか。
この詩は反語になっていて、その続きに、「いや、そうではないよ」という意味が込められています。
もちろん満開、一番最高のときが良いものであることは間違いありませんが、そうではないときにも色んな感情が出てくるものだし、そうではないときに感じるものもまた大切なものだよというメッセージが送られている詩だと思います。
今日のような夜は桜も満開、月も満月で、まさにこの詩とは正反対です。
こんな夜にこそ、この詩の意味を心のどこかに置いておくのもいいのではないかと思います。
以下、徒然草の原文とその和訳を載せておきます。ご参考に。
花はさかりに 月はくまなきをのみ見るものかは
雨にむかひて月をこひ たれこめて春の行方知らぬも なほ哀(あわれ)に情(なさけ)深し
桜の花は満開のときだけを、月は満月に輝いている時だけが美しいのだろうか、いやそうではないだろう
雨のなか見えない月を想い、どこにも出かけないまま過ぎ去る春を想うのも切なくていいものだよ
咲きぬべきほどの梢 散りしをれたる庭などこそ 見所(みどころ)多けれ
歌の詞書(ことばがき)にも 「花見にまかれりけるにはやく散り過ぎにければ」とも
「さはる事ありてまからで」なども書けるは 「花を見て」といへるに劣れる事かは
花の散り 月の傾くを慕ふならひはさる事なれど ことにかたくななる人ぞ
「この枝 かの枝散りにけり 今は見所なし」などはいふめる
今にも咲きそうな桜の梢 花が散ってしまった庭も なんともいえず風情は多いものだ
「花見に行ったけれど もう散り終わっていた・・・」
「用事があって行けなかった・・・」 などと手紙にあることがあるが
「花を見て」と 書かれた手紙に劣るだろうか、いやそんなことはない
花は散るし、月は西へ傾くように、この世のものは移ろうもの
それが見えていない人は 「花がみんな散っちゃったから見る価値はない」なんて言うのだけれど
萬(よろず)の事も 始終(はじめおわり)こそをかしけれ
男女(おとこおんな)の情も ひとへに逢ひ見るをばいふものかは
逢はで止みにし憂さを思ひ あだなる契(ちぎり)をかこち 長き夜をひとり明し
遠き雲井を思ひやり 浅茅(あさぢ)が宿に昔を偲ぶこそ 色好むとはいはめ
どんなことも始めと終わりがいいものだ
恋愛も、ただ逢うときだけのものじゃなくてね
逢えないつらさを胸にかかえ、果たせなかった逢瀬を想って長い夜を一人で明かす
遠い空のかなたにあの人がいる・・・ 荒れ果てた家で昔をしのびながらそんな想いを胸にかこってさ 恋というものをたのしむ人はそういうものだろうよ
望月のくまなきを千里(ちさと)の外(ほか)まで眺めたるよりも
暁近くなりて待ち出でたるが いと心ぶかう 青みたるやうにて
ふかき山の杉の梢に見えたる木の間の影
うちしぐれたるむら雲がくれのほど またなく哀れなり
椎柴(しいしば) 白樫(しらかし)などの濡れたるやうなる葉の上にきらめきたるこそ 身にしみて
心あらむ友もがなと 都恋しう覚ゆれ
くもりない満月の晩に遠い千里のかなたまで輝く空を眺めているよりも
明け方近くなってようやく出た月が こころに深く染み入るように 青みを帯びて
深い山の杉の梢にかかっていたり
時雨れる空の群雲に隠れているさまを見るほうが、この身にしみるものだ
椎の木や白樫の濡れたような葉の上にきらめく月の光を見ていると
この景色をともに見て、ただ目をあわせてうなずける人がいたらと
あの人がいる街が恋しく思えてくる
すべて 月 花をば さのみ目にて見るものかは
春は家を立ちさらでも 月の夜は閨(ねや)のうちながらも思へるこそ
いとたのもしう をかしけれ
月や花はすべて目だけで見るものではないのさ
春は家から出なくても 月の夜は寝床の中にいるままでも こころで想ってごらんな
たいそう深く味わえるものだよ
目に映る美しさも、心に映る美しさも見えるような感性の人間になりたいなと思うばかりです。
では週末も Do the Best!!でいきましょう!!
さあ今日もカッコいい自分、『理想の自分』目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTERな1日を過ごそう!
人生最高の週末にしよう!