新しい1週間の幕開け!
今日も元気イッパイ!!
1月の目標
「先立つ後悔を糧にすること」
昨日、ある高2の生徒がやってきました。
部活と学業の両立に悩み、最近はあまり学校に行けていないということ。
能力は持っているんですが、要領よくいろんなことをこなしていくのにまだ慣れていないタイプの子でした。
「精一杯やろうと思うと、私には1日24時間じゃ足りません。」
今にも泣き出しそうな顔で相談に来た彼女は、現状を変えたい気持ちと、けれどどうしていいかわからず現状に甘んじてしまっているような苦悶の表情でした。
「今の生活はきっと、足し算だけになっているね。」 私は言いました。
この子の場合、部活で家に帰るのが10時くらいになることもあるようで、そこから学校の宿題や課題をやって寝ようとするとテスト前だと3時ころになってしまうようでした。
あれもやってこれもやって、そうすると計画通りにやるためには睡眠時間を削るしかなくなります。
1日2日だけならそれもいいでしょうが、そうやって無理に計画だけを遂行すると、どこかで体の限界がやってきてしまいます。
「生活の軸を作ろう。君の場合、計画はまず引き算を使おう。」 こんな話をしました。
まず最低必要な睡眠時間を決めます。6時間、どれだけ長くても8時間くらいでしょうか。これが軸になります。
それから、次の日にやると決めたことをリストアップします。紙に書きましょう。
その中から、どれを、どの時間に、どれだけやるかを具体的に記入します。手帳を使うのもいいでしょう。
この目安がわからないという子がいますが、それはただの経験不足です。練習の積み重ねによって、自分がどれだけの時間でどれだけの量ができるかはわかってきます。
そして自由に使える時間から何をやるかを引いていくわけです。
足し算は自分の向かうゴールを確認するのにやります。
そのゴールはどれだけ遠いのか、何が必要なのか、どれだけやらなければならないのか。
けれども足し算だけではいつまでもゴールには到着しません。
なぜか。
それは、ゴールの位置をきちんとわかっていないから。
ゴールするために何をしないといけないかをわかっていないから。
なんとなく目の前にあることをこなしているだけで、自分が向かうゴールが鮮明になっていないから。
足し算のあとに必要なのは引き算です。
ゴールまでの距離、やるべきこと、必要なこと、これらがわかれば、それぞれいつまでにどれだけやるかを決めていく。
そして今月、今週、さらには今日何をすべきなのか、きちんとわかった上で進んでいく。
要領がいい人というのはこの足し算と引き算の使い分けがうまいんです。
やる気と気合いは物事をやる上で絶対に必要ですが、それだけではなかなかうまくゴールにたどりつけないことがありますよね。
何を、いつまでに、どれだけやるのか。
それを明確にして取り組んでいきましょう。
それができればどんなに困難なことも必ずやり遂げられる!
一人で考えるのが難しい人は一緒に考えような。だんだんできるようになっていくから。
さぁ今日もカッコいい自分、『理想の自分』目指して、寝る前には自分をほめられるようなNEVER BETTERな1日を過ごしていこう!!