コンニチハ★

桜塾のマエダです。

 

すっかり激寒な毎日ですがインフルエンザも

年内はおとなしくしてくれているようで、

年明けまではスタッフも元気に過ごせているのが何よりです。

 

今日のブログでは最近あった嬉しかったこと。

どの塾でもそうでしょうが、授業の前後には生徒カルテ

(桜塾ではそう呼んでいる)なるものを作成します。

 

授業計画・その日の生徒の様子・次回に向けてといったことを、

講師が振り返りのためと他の講師との共有のために作成するものです。

 

学校では授業案、とも呼ぶでしょう。

塾を始めた最初の数年は手書きのものでしたが、最近はPC入力し、

いつでもどこでも共有できるスタイルにしていました。

 

しかし、これってなかなか負担が大きかったようで、

作成にももちろん、授業後も講師たちが結構な時間を取られてしまう、

という事態になっていました。

 

夏明けの頃、それらについて疑問を投げかけてきたメンバーがいました。

桜塾の基本スタイルは、迷ったときは何のためにそれをするのか、を

考えることなので、一度原点に返ってその必要性と方法を考えました。

 

生徒たちは授業のときにレベルが上がるのではなく、

帰ってそれを復習するときにレベルが上がっている。

であるとするならば、

授業の役割は、わかりやすい講義をすることと同時に、

生徒たちが勉強ってわかるから楽しい=学びの楽しさ

勉強ってやっとくといいもんだな=学びの必要性

桜塾の先生たちと関わるの面白いな=関係性の構築

これらを得ることであるということに行きつきました。

 

さらに講師メンバーに現在の体制の負担度合を確認し、

これを続けるかどうかをそれぞれに相談・話し合いをしました。

 

その結果、生徒カルテの記録を日報のみに簡略化し、

個別に細かく計画を立てたりその振り返りを入力することを

廃止しました。

 

生徒カルテのない塾、の誕生です。

その結果、起こったことがいくつかあります。

一つは、その作業の時間がコミュニケーションに当てられるようになったこと。

生徒たちの情報共有や、講師間の何気ない会話が増え、以前よりも円滑に

色んなことを知っているということになりました。

 

もう一つは、テストの結果が上がったこと。

目に見える点数はもちろん、内容を見ても以前との理解に差が見えるようになりました。

これもまた、生徒との向き合う時間が増えたということが影響しているのかもしれないし、

その因果関係をもう少しデータをとって数値にしたいと考えています。

 

私が嬉しかったのは、スタッフメンバーが考え、提案し、やってみて

それが良い方向への成果として表れたということに他なりません。

 

「共育」の理念を掲げるわけですから、

われわれ教える側が学び続け、成長し続けなければなりません。

走り続ける姿を見せて、まずはこの冬を一緒に乗り越え、

来年からもよりよい環境を整えていきたいと思います。

 

本日もブログにお越しいただきありがとうございました。