新しい1週間の幕開け!
二度とやってこないこの1週間!
最高な1週間になるように笑顔で過ごそう!
今月の目標
「やると決めたことを続けること」
日曜日に朝から舞鶴若狭道をぶっ飛ばして舞鶴へ行ってきました。
観光地としても栄える京都府北部の日本海に面する町で、
いくつかお目当てのものがあったんですが、
そのうちの1つがここです。
「舞鶴引揚記念館」
生徒たちに色んなことを教える傍ら、こちら側が常に勉強し、知識を増やし、色んなことを知り続け、それを伝えていかなければならないと思っています。
「引き揚げ」という言葉を聞いて、何人がすぐに舞鶴のイメージが沸くでしょうか。
1945年の8月15日にポツダム宣言を受諾することで太平洋戦争は終わりをつげます。
戦争自体はそこで手打ちになるわけですが、じゃあすぐに戦争前の状態に元通りになるかというとそうではありませんよね。
終戦時、海外に残された日本人は、軍人軍属320万、一般人300万といわれています。
これ、わかります?合計620万人。
大阪府の人口が約880万人なので、うち4分の3が海外に取り残されたと思ってください。
簡単に言えば、クラスの4人に3人がいなくなるっていうイメージです。
この人々は、満州やロシアなどに軍隊として派遣された人、あるいはその家族、または日本国内に安全な地域がなかったため、または海外で開拓の場を求めた人たちでした。
戦争が終わり、やっと国に帰れると思ったこの620万(660万とも言われる)人々がすぐに帰れたかというとそうではありませんでした。
というのは戦争が終わっても捕虜となり、その地で強制労働させられたり、拉致され孤児となったり、寒さや飢えで死んでいったりした多くの人がいたからです。
こういった大量の日本人の帰国を受け入れる、すなわち引き揚げる港のひとつとして、舞鶴が指定され、1947年までの13年間で、約66万人が舞鶴から故国の地を踏みました。
もちろん他にも浦賀や呉なども引き揚げの港ではありましたが、最も長く多くの日本人を迎え入れた舞鶴でさえ、合計して66万人だったという数字は、戦争によって戦後長く苦しめられた人たちが多くいたことを意味していますよね。
私自身も小さい頃から平和の学習というものは受けてきたつもりでしたが、その多くは戦争が終わるまでの内容だった気がします。
舞鶴の引揚記念館は昭和63年に完成し、展示されている多くの貴重な資料は、訪れる人々に平和の尊さを語りかけています。
当時の関係資料や引揚船の模型、シベリアの収容所の模型、引き揚げ時の舞鶴の様子、引き揚げに功績のあった人々の紹介、引き揚げ関係者からの寄贈品(写真・生活用品・絵画ほか)などを展示しています。
ただ、その日いた来館者の多くは年配の方々がほとんどでした。
もっと次なる世代がこういったことを知り、学習し、学んでいかなければならないなと強く思います。
最後に、舞鶴市からの平和のメッセージです。
今、振り返り、悲惨な戦争で犠牲となられた数多くの人々に思いをいたすときただ言葉もなく、無念にして、戦争の愚かさを思うものであります。
戦争といういまわしい惨禍がこの地上に繰り返されることのないよう、これまでにどれほど多くの先人たちによる苦難の歴史が積み重ねられてきたことでありましょう。
しかし、絶望の淵に立たされ、混迷の極みにあった日々を乗り越えて衣食足りて豊かな生活を謳歌する今日の姿は、ともすれば戦争という不幸な出来事を過去に追いやろうとしています。
我がまち・舞鶴は、戦後13年間にわたり海外からの引き揚げという歴史的役割を果たしました。
辛酸をなめた抑留生活を余儀なくされた同胞の悲痛な叫びを耳にして、今を生きる私たちは日々平穏に暮らすことの尊さがどれほど大きな犠牲のうえに築かれてきたかを後世に語り伝えていかなければなりません。
人類は長年にわたり、恒久の平和を希求してまいりました。
戦後50年の節目にあたり、引き揚げの地・舞鶴から戦争の悲惨さと平和の尊さを熱き思いを込めて次の世代に伝えます。
平成7年10月7日 舞鶴市
この太字で書いた部分は本当に現代の私たちが失いかけているものであると思います。
当たり前に生活できる日々、食べたいときにご飯があって、飲みたいときには飲み物がある生活。
それを当たり前と思わないことは今の若い子たちには無理としても、戦争を知っている、あるいは勉強して知った大人たちが、それを知らない子どもたちに教えていくことをしなければいけないね。
まぁ今日みたいなブログだと「ふうん」で終わってしまう人が多くいると思う中で、少なくとも私は、目の前に映る子どもたちには色んなことを伝えていけたらいいかなと思っています。
色んなことを考えた舞鶴日帰りの旅でした。
さぁ今日もカッコいい自分、『理想の自分』目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTERな1日を過ごそう!!