今日も笑顔の1日を!

11月目標

濃縮!

同じ時間でも集中し精錬された時間を過ごすこと。

今からおよそ140年ほど前に起きたエルトゥールル号のお話。

それには続きがありました。

それは、ちょうど100年後くらいのお話。

イラン・イラク戦争の最中、1985年3月17日の出来事である。

イラクのサダム・フセインが、

今から四十八時間後に、イランの上空を飛ぶすべての飛行機を撃ち落とす

と、無茶苦茶なことを世界に向けて発信した。

日本からは企業の人たちやその家族が、イランに住んでいた。その日本人たちは、
あわててテヘラン空港に向かった。しかし、どの飛行機も満席で乗ることができなかった。
世界各国は自国の救援機を出して、救出していた。

日本政府は素早い決定ができなかった。空港にいた日本人はパニック状態になっていた。

そこに、二機の飛行機が到着した。トルコ航空の飛行機であった。日本人二百十五名
全員を乗せて、成田に向けて飛び立った。タイムリミットの一時間十五分前であった。

なぜ、トルコ航空機が来てくれたのか、日本政府もマスコミも知らなかった。

前・駐日トルコ大使、ネジアティ・ウトカン氏は次のように語られた。

私たちは、エルトゥールル号を忘れてはいません。
エルトゥールル号の事故に際し、大島の人たちや日本人がなしてくださった献身的な救助活動を、
今もトルコの人たちは忘れていません。私も小学生のころ、歴史教科書で学びました。
トルコでは、子どもたちさえ、エルトゥールル号のことを知っています。
今の日本人が知らないだけです。それで、テヘランで困っている日本人を助けようと、
トルコ航空機が飛んだのです。」

エルトゥールル号の借りを返しただけです。YOU TUBEより

トルコはこの戦争のときも自分の国の国民たちは陸路で帰国させ(隣接する国のため)、あえて日本人を救うために飛行機を飛ばしてくれたのでした。

先日の東日本大震災でも、レスキュー隊を出動させ、最後まで滞在し献身的な活動を続けてくれたのはトルコです。

こういったことは教科書にも載っていませんが、今の日本人が知らなければならない、忘れつつある礼儀だとか、恩義だとか、そういった言葉を思い出す一つのきっかけになるのではないでしょうか。

最近涙もろいのか、この話聞いたあと、この映像を見たときちょっと泣いてしまいました。

参考・引用サイト

Wikipedia エルトゥールル号遭難事件

海にまつわるちょっといい話「エルトゥールル号の遭難」

トルコ人100人に聞きました!

さあ日本人の誇りを持って、今週もカッコいい自分、『理想の自分』に近づくべく最高の1日を過ごそう。