11月の五ッ木の模擬テストが迫ってきました。
志望校がいまだE判定。と半ばあきらめ気味の子たちも多いのではないでしょうか。
ご家族の方もそんなわが子を胸を締め付けられる思いで見ているケースが多くあります。
「勉強しなさい!!」って言いたいけど、反抗されることはわかっている。
頑張っている子にこれ以上頑張ってということがツライ。
入試や模試に関してのことが良くわからず、サポートできない。
この記事で少しでも力になれる要素を手に入れましょう!!
これまでの五ッ木模試を受けている場合
結果の振り返りは必ずしていますか?
数学がダメだったなぁー。などで終わっていませんか。
裏面の結果の部分を見てみましょう。
赤い枠で囲った部分のデータの意味が分かるでしょうか。
※1の部分は第一志望合格レベルの得点率
つまり%が高ければ高いほど正解する必要があります。
※2の部分は平均得点率
全体的にどれだけ正解できているかを表しています。
この生徒は第一志望に偏差値57付近の学校を記載していました。
大問1の(2)はそんな子たちが95%正解しているものということ。
そして、この結果では×になっている。3点落としてしまいました。
得点の散らばり具合や現在取れている点数にもよるので正確ではないですが、
科目ごとに見る場合、1点~3点で偏差値は1上ります。
この結果は得点51、平均54、偏差値48.6でした。
※1の部分は第一志望合格レベルの得点率だけみると、95%という数字は落とせません。
そして、なにより※2です。※1は志望偏差値が高くなると当然数字は高くなっていきますが、
※2はそんなことはありません。全体の平均なので、大問1の(2)は全体の87%ができているということです。
これは本当に見逃せません。実際これが正解していれば54点で偏差値50。
そして、こういった結果が他にも見られ、苦手科目でも偏差値54まで上がります。
苦手科目でここまで引き上げられたらC判定もかたいでしょう。
E➡Cであれば、次の12月の模試への挑戦にも弾みがついて、勉強の意欲も増すことでしょう。
なぜ間違ったのか
さらにその問題を間違った理由も大事です。
ふんわりとできなかった。と認識するのではなく、自分の中で
・苦手な内容なのか
・普段はできていることなのか
苦手なのであれば、すぐに解決することは難しいかもしれません。
他の問題で稼ぐことを検討しっつ、解決を目指すことになりますが、
ただ、普段できていてテストでできていないのは詰めの甘さが原因です。
難しい問題に時間を割くよりも、こういった部分を振り返る方が建設的に点数をとれるということです。
全体平均が7割を超える問題でのうっかりミスはないようにしなくては成績は安定しません。
声掛け
ご家庭での声掛けとして「勉強しなさい!!」や過度に期待する「頑張って!!」は子を苦しめるケースが多いです。
こういうデータを見ることは子どもはあまり上手にはできないので、親のタスクとなるでしょう。
こういうところの発見から今の勉強量で何をこなすか。を検討し、子へ伝え
意欲が生まれたタイミングで
さらに上へ行くためにどれだけ勉強する必要があるのかを話す必要があります。
今回の記事はいかがだったでしょうか。
皆様受験ライフに少しでもプラスとなることを祈っております。
桜塾 上新庄・箕面校 野上