どーも!!

 

 

松村です!!

 

 

先日、京都大学の本庶佑(ほんじょ たすく)教授がノーベル医学生理学賞を受賞しました。

 

iPS細胞の山中教授のときも日本中が沸きましたが、今回の受賞はより身近に、そしてより私たちの命に直結するような研究でした。

 

今回、本庶教授が受賞したのは、

『PD-1』と呼ばれる免疫チェック分子を発見し、その結果『オプジーボ』と呼ばれる薬の開発につながったためです。

 

『PD-1』?

『オプジーボ』?

 

なんのことやら(^^;

 

そこで今回の功績がいかにすごいか簡単に説明したいと思います。

 

従来のガン治療とは違った治療

 

今までのガン治療といえば、抗がん剤による治療がメインでした。

抗がん剤治療は直接ガン細胞を攻撃する薬。

そして、副作用が強いイメージもありますね。

 

しかし、今回の功績により、ガン細胞を直接攻撃するのではなく、ガン細胞を免疫の力で倒してしまうものです。

つまり、人間本来の力を使うわけですね!!

 

ガンは毎日生まれている

 

実はガン細胞というのは細胞分裂のエラーで、

健康な人でも数百から数千個のガン細胞が生まれているといわれています。

当然、人間には免疫という機能が備わっていますので、それにより普段、ガン細胞は排除されます。

しかし、その網の目をかいくぐるやつがたまにいます。

それが分裂していき、いわゆる『ガン』になるわけです。

 

ガン細胞が免疫をかいくぐれる理由

 

なぜガン細胞は免疫からの攻撃をかいくぐることができるのでしょう。

免疫細胞には攻撃を止めるためのブレーキが存在します。

そのブレーキが『PD-1』という免疫チェック分子であるたんぱく質。

ガン細胞はこの『PD-1』というたんぱく質に働きかけ、免疫細胞に攻撃を止めさせてしまうのです。

 

オプジーボの役割

 

そこでオプジーボと呼ばれる『免疫チェックポイント阻害剤』が効果的なわけです。

この『オプジーボ』の働きにより、『PD-1』によるブレーキが外れます。

そのおかげで、免疫細胞はガン細胞を再び攻撃することが可能となります。

その結果、ガン細胞を殲滅し、治るといった仕組みなわけです。

 

まとめ

 

ガン細胞が増える

免疫細胞が攻撃

ガン細胞がPD-1に働きかけ、攻撃を止めさせる

オプジーボでそれを解除!(治療)

また攻撃開始!!

 

こういった流れ。

実際に、この治療で治った方の例などが調べると出てきましたが、かなりガン治療の未来は明るいのではないでしょうか。

 

松村でした!