コンニチハ★

久しぶりにゆっくりしたスタートの1日です。

 

積ん読していた本たちが

「いつ読んでくれるの(-ω-)/」

という顔をしているので、

今日は読書DAYになりそうです。

 

読書に繋がるお話で、今日は「内省」について。

読書に限らず人は、毎日何かしらの経験値を積みます。

特に若いうちは、刺激を求めて、時に必要に迫られ、

または自己成長を求めて色々なチャレンジをし、

経験値を積んでいくことが多いでしょう。

新学期が始まるまさにこの時期においては、

新たな生活や環境での経験値がぐっと増えるときです。

 

経験値を増やす、

このことはとても大切ではありますが、

同じ経験をしても、それが身になる人とそうでない人、

特に「なんでアイツはあんなに伸びるんだろう」

「なんで私は定着にこんなに時間がかかるんだろう」

というように、経験と実力の伸びが伴わないと感じる

そんなときがあるかと思います。

 

読書で言えば、

たくさん本を読んだけれど

その内容があまり活かせていない、みたいな。

 

それは一体何の差なのか。

私はその原因が「内省」の差であると思っています。

 

「内省」とは、英語で”リフレクション”と訳され、「振り返り」とも呼ばれます。

reflect:~を反射する、反映する という動詞の名詞形で、

自分が経験したことやそこで感じたことを、

後になって思い返し、再度認識することです。

 

似ている言葉に「反省」がありますが、

意味が少し違っていて、

反省は自分が経験したことやそこで感じたことを振り返り、

「これは良かった」「これはダメだった」と〇・×をつけていく

生徒たちにもやってもらっている手帳での振り返りがこれに当ります。

 

では「内省」とはどんなものか。

一番の違いは、経験したことや感じたことについて、

良い悪いの判断をするのではなく、

ただそれを客観的に、起こったこととして振り返る。

そうすると、

「なぜそんなことを感じたのだろう」

「そこに行きつくまでにはどんな要因があったろう」

「次に同じようなことが起きたらどうだろう」

という、自分への気づき・発見が見つかります。

 

反省と内省の違いは線引きが難しいことがありますが、

主観的な振り返りか、客観的な振り返りか、

この違いが一番大きいと思っています。

そういう意味で、まだ発達段階の子どもたちには、

日々「主観的」である「反省」をしてもらっています。

 

話を戻し、読書について。

本に書かれていることは自分の経験でも感じたことでもないので、

基本的に客観的な視点で読むことができますね。

小説・随筆だと、その著者の気持ちに共感しすぎることもありますが、

一般的に読書は、自分以外の誰かの視点を知るための行為です。

 

そこで大切なのが、「内省」であると思っています。

本の中に書かれていることに気づきを得て、

それを一度自分の中に落とし込む。

線を引いたり折り目をつけたりするのではなく、

私はメモ、もしくはスマホのメモ機能を使ってまとめます。

 

本を何冊読んだとか、どれだけの時間で読んだとか

そういう分量を重視するのではなく、

そこに「何が書かれていたか」を認識し、

それが「どのように自分に活かせるか」を考え、

実際に「いつ・どこで使うか」をイメージし、

読んですぐに実践・実行してみる。

人に話すのでもいいし、言葉にまとめるのでもいいと思います。

 

それが「内省」の差ではないでしょうか。

ちょっと真面目な話になりましたが、

生徒から薦められたマンガも含め、

今日は暗くなるまで読書しています。

明日からの新学期、しっかりと充電しましょう!