こんにちは

 

桜塾の前田です。

 

 

今日は朝から若いとき(今も若いけど)の夢を見ました。

 

私が大学生だったころの夢です。

 

苦学(?)の末、大学に進学した私は、そこで絶望に近い感動に出会うことになります。

 

大学は高校以上に、同じ学力偏差値の人間が集まる場所です。

 

そうなると、今まで「ちょっと勉強出来て賢い」んちゃうかと思っていたある種の自信のようなものは打ち砕かれます。

 

まあ、同じショックを高校入学したときにも感じていましたが、久しく忘れていたこの感覚を大学入学時に改めて感じました。

 

 

阪大は東大・京大などと違い、「努力すれば行ける」大学、なんて言われます。

実際、私も自分のことは要領が良いと思うことはあっても、学年に一人二人いるようないわゆる「天才」タイプの人間ではありませんでした。

 

部活や友人関係、恋愛など青春を楽しみながら、隙間時間をうまく使い、勉強とプライベートのバランスをいかに上手くとるか、それを考えているような子どもでした。今もか。笑

 

そして大学に入ったときに、「さあここで何を頑張ろうか」、昨日見たのはそう思ったときの夢でした。

 

高校までずっとサッカー部で、しかもキャプテンなどの役職を任されることが多かった私は、団体で行うチーム作りにやや疲れていました。

 

みんなをまとめるのは大変だ。

大学では個人競技というものをやってみたい。

 

しかも男の子に必要なのは、何かあったときに大事なものを守ることができる力だ。

 

よし、格闘技を習おう。

 

空手や少林寺拳法などの部活が行われている体育館に足が向いたのは必然だったかもしれません。

 

そこで色々な部活の勧誘がある中、一切の勧誘がなかった格闘技の部活、それがボクシング部でした。

 

 

また機会があるときに話しますが、ボクシング部の試合は他の部とちょっと時期がずれています。

 

普通、4月5月はどの部活も新入生を歓迎するイベントなどでオフシーズンであることが多く、対外試合というものあまりありません。

 

しかしボクシング部は違います。

4月5月は国体予選や大学ごとの対抗戦、また大学の学祭がある10月11月も同様に近畿大会などの試合があり、加えて減量という過酷なオマケがついてきます。

 

新入生をご飯などに連れて行ったり楽しくワイワイやったりするには非常に不向きな時期がこの時期だったのです。

 

 

それなのになぜボクシング部を選んだのか。

 

理由は体育館前にあった看板のフレーズでした。

 

新入生諸君。入学おめでとう。

頭がいいのはわかった。後は身体だろ。

 

このフレーズは、たびたび塾のブログにも登場する、現在も阪大理学部の化学科で助教授を務められている私の尊敬すべき先輩が書いたものでした。

 

この出会いから、私は人生にとって大切なものをたくさん学ぶことになったわけです。

 

先日、久々にこの先輩から連絡を頂戴し、「たまには連絡してこんかい。飲みにいくぞ」というメッセージをいただいたばかりでした。

 

おそらくすぐに行けない(物理的に)という恐れからでしょう。

 

夢に出てきたのでした。笑

 

繰り返しになりますが、大学ではその大学でしか出会わない、その大学に行くべきであった学生たちが集まります。

 

大学選びに迷ったときは、そこで自分が何をしたいかを考えると同時に、どんな仲間たちがいるだろうか考えるのも一つかもしれません。