こんにちは。

 

桜塾の前田です。

 

 

今日は私がいつも考えている、生徒指導や講師育成や、そもそもの子育て・教育に繋がる視点について。

 

 

よく聞く言葉

 

「子どものためを思って○○言っている(している)のに」

 

 

この言葉の類は、もしかすると誰もが一度は考えたことがあるかもしれませんね。

 

そして大体、この言葉を言っているときは状況が上手く行っていないことが多いです。苦笑

 

 

その原因の一つには、子どものニーズと合っていない、またはさせようとしていることに子どもの納得・理解・合意がなされていないということがあげられます。

 

 

「やれっていうけど、別に私はしたくないし」

 

「お母さんがやってほしいだけでしょ」

 

「将来のためって言うけど、将来って何かわからない」

 

「何のためにするのかわからない」

 

子どもたちの本音にこういった意見があるとき、物事は大体うまくいきません。

 

それは「子どものためを思って」と言いつつ、実は「言っている自分のため」である、という部分があるからです。

 

何も子育てに限ったことではなく、学校の先輩後輩や仕事の上下関係においても、同じような問題が多々起こります。

 

私もこのような時期に悩んだときがありました。

 

今も時折、あるといえばありますが、そこで悩むのではなく、考え方を変えるようしています。

 

 

そもそも、なぜ自分は相手にこれをしてほしいのか。

 

それは本当に相手のためになることだろうか。

 

相手のためになるのなら、相手はそのことをきちんと理解しているか。

 

理解していないのであれば、なぜ理解していないのだろうか。

 

本当は相手はもっと違うことをやりたいとか、自分が言うことの他に意見を持っているのではないか。

 

 

こういったことを考え、対話を用いてきちんとお互いの思っていることを引き出し、理解・納得・合意を取ることから始めます。

 

 

理解・納得・合意

 

 

この言葉は、親子や先生と生徒、上司や部下など全てにおいて、必ず持っておかねばならない考え方であると感じます。

 

 

 

冒頭の

 

よく聞く言葉

「子どものためを思って○○言っている(している)のに」

 

 

誰だって、

食べたくないものを無理や食べさせられたら嫌ですよね?笑

 

この言葉が示しているのは、そういう状況だと思います。

 

理解・納得・合意

 

 

相手を子ども扱いせず、まずこの部分をしっかりと話して相互に共通した目的を見つけられることが第一歩だと思っています。