こんにちは。
桜塾の前田です。
中学生・高校生ともに学年末テストの真っただ中、あるいは直前という時期で、授業ではない生徒も毎日のようにやってきて自習や質問に追われています。
同時に、新規のお問い合わせも続々といただいており、今年度の締めと来年度の準備とおかげさまで毎日充実した時間を過ごしております。
(松村先生と二人で、楽しい忙しさやな~汗。とあたふたする日々)
今日のブログでは、先日ある塾生(新高3)に向けた話した「目標の決め方」についてお話したいと思います。
その生徒に「志望校決めたか?」という話をしたとき。
「まだはっきりは決めていないんですけど、とりあえずセンター試験も受けるだろうから3年生では理系に進むことにしました。」
・・・。
一番危険なパターンです。
その生徒に話した内容、大事な部分だけ抜粋するとこちら。
1、目標設定の第一は「ゴール」を決めること。
この生徒はまだ志望校が決まっていない、とはいえ行きたい大学はあります。
ということは行きたくない大学もあるということです。
それらを突き詰めていくことで自ずと、何の科目がどのレベルまで必要なのかが見えてきます。
センター試験を何のために受けるのか、本当に必要なのか、どの科目が必要なのか、二次試験はどうなのか。それぞれ具体的に何点必要なのか。
将来やりたいことや大学というイメージがなくても、「このレベルには到達するんだ」というラインを少なくとも今月中に決めなさい、ということを話しました。
2、目標設定の第二は「スタート」を定めること。
スタートとはすなわち、現時点での自分の力を把握することです。
「そんなのわかってるよ」という人、要注意。
それぞれの科目の偏差値、はっきりと言えますか?
英語であれば、今自分が覚えている英単語数、ざっくりでも言えますか?
文法がどれだけの単元あって、それぞれの理解度わかっていますか?
長文が苦手であるというなら、なぜ苦手なのか、何が足りないのかわかっていますか?
ゴールが定まった上で、自分のスタート地点が見える。
これが絶対不可欠なことなのです。
3、やるべきことと、それぞれの期限を決める。
ここまで来て初めて、ビジネスの用語で言う、PDCAサイクルのうち、P=PLAN(計画)を立てることができます。
ここまで話せば、この生徒の発言の危険性がおわかりでしょうか。
ゴールが曖昧で、スタート地点も把握できておらず、何となくの計画で大学受験を始めようとしていること、
それは例えるなら、どれだけ高い山かわからず、装備も適当な状態で、コースも見ずに登山をしようとしているようなものです。
言うまでもなくあっという間に遭難してしまいます。
桜塾で生徒たちと初めにやることは、登る山を決め、その山についてしっかりと分析をし、自分の装備を把握する。そして足りないものがあれば準備をし、コースを決め、想定外なことにも対応できるようトレーニングをする。その上で登り始める。
それがこの生徒にとって今の時期であると考えています。
他の高校生たちも同じであり、現在の中3メンバーたちにも、すぐにやってくる高校生活をなんとなく送らないよう口酸っぱく話しているのはこのためなのです。
では、計画の先にある行動=山の登り方、については、松村先生のときやこれまでの生徒を振り返ってまた別の機会でお話したいと思います。苦笑
それでは今日も、今までの人生で最高だった!と言える日にしましょう。