こんばんは!
MAEDAです☆
先週末より、出張で福島県に来ています。
今年度、月に1回
高3生の英語の講義を担当しております。
1日8時間のぶっ通し講習が今日から3日間続きます。
センター試験文法、読解、そして構文把握と、
内容もしっかりと結果が伴うよう準備を進めてきました。
大阪の高校生メンバー同様、
毎週の課題管理もしながら、
5か月先のセンター試験、そして各大学の二次試験に向けて頑張ります。
さて、せっかくなので、福島の高校生と大阪の高校生の
私の思う違いなどの所感を述べたいと思います。
九州出身の私は、どちらかというと、
もともとの感覚としては福島の高校生たちと近いものがあります。
たとえば、
1、大学入試への情報の少なさ
高校のレベルもそうですが、近くに大学などがさほどなく、
特に高いレベルの大学がなければ熾烈な入試というもののイメージが持ちにくいです。
高校の先生たちも決して入試の専門の方ばかりではなく、
受験指導という意味ではやはり都会に比べて弱いです。
2、国公立のブランド(私立大の弱さ)
多くの地方で当てはまることだと思います。
国公立大学の強さ、とでもいいましょうか、
私立大に行くことをなんとしても避ける(レベルが低いということではなく、
私立大学=負けのような雰囲気。今でも理解できません。)
都会の私立にいくなら地元の国公立に行け、
という風潮ですね。まあ費用的な問題もあるでしょうが。
やはり受験意識の差は感じずにはいられない、と思います。
そしてやはり、原発の影響でしょうか。
受け持っている生徒たちのうち、1割ほどは
震災の後に避難を強いられてた生徒たちです。
ふるさとには住めなくなり、新たな土地で新たな学校に通い、
現在大学受験を目指している生徒たちです。
「先生、先生も色んなところに知り合いがいるんですね。
僕も大阪や九州にも地元の友達たくさんいますよ。
みんな引っ越しちゃったから。」
なかなか笑えないコメントでした。
また、宿泊先でも、どうやら作業員のような人たちがたくさんいて、
ごはんを食べるとき、近くの席で耳をそばだてていると色んな話が聞けます。
放射能も今でこそ線量が下がったものの、
それでも原発の処理問題はなかなか前に進んでいないこと、
国の対応が現場とずれていること、
先の見えない不安と、それでも仕事をしなければならない葛藤、
宮城県の石巻とはまた違う問題が山積みなのだと感じました。
こういったホットな話題に関われること、
特に大阪などの他県に住んでいれば全く聞こえてこない土地の声、
今後私が色んな活動をしていく上で、
今年までの経験が必ず生きてくるときがくると思います。
週末には戻って大阪メンバーたちの成長と、
夏期の後半戦、そして9月以降の長い戦いの準備をすることを心に決めて、
今日もおそらく朝方までなるであろう予習をそろそろ始めようと思います。
全力疾走、
信じてついてきてくれるメンバーを思いながら頑張ります。