今日も元気イッパイ★

数年に一度、こういった話をしなければならない生徒がいます。

斉の国に虞姫(ぐき)という女性がいました。

彼女はとても頭のよい人で、当時の王である威王に愛されていました。


ある日、虞姫は威王の家臣たちが悪いことをしていることに気づき、

まだ気づいていない威王に忠告しました。


ところが威王は政治のことに口出しをしてきた虞姫の態度が生意気に感じられて、

忠告を聞くどころか逆に腹を立ててしまい、虞姫は囚われの身となってしまいました。

 囚われた虞姫威王に言いました。


 「王のような人の上に立つ立派な人物は、

何か大きな問題が起こる前に気を配ってそれを防ぐべきです。

他人から疑いを受けるような立場になってはいけません。


たとえば、瓜(うり)の実がなっている畑の中では身をかがめて靴を履きかえてはいけません。

瓜を盗んでいるのではないかと疑われるからです。


李(すもも)の木の下では頭の上でずれた冠を直してはいけません。

手を伸ばして李の実を盗むのではないかと疑われるからです。


私は、王がそのような立場にならないように、悪い人たちのことを忠告したのです。」


ここから生まれた故事成語が、

瓜田に靴を納れず 李下に冠を正さず

(かでんにくつをいれず りかにかんむりをたださず)

という言葉です。

意味は、疑いをかけられるような行動は慎むこと。

生徒たちに、「宿題やってきた?」と聞くと、

明らかにサボったように思われる態度で、


「具合が悪くてできませんでした。」などという子がいます。

私はこの世で大嫌いなことが2つあります。

それは、

人の悪口を言うことと、ウソをつくことです。

ウソもまあ人を幸せにするためにつくウソなどありますが、

私がここで言っているのは、自分がサボったりやると言ったにも関わらず、

それをやらず、しかもその上で誤魔化すためのウソをつく場合ですね。

本当に具合が悪くて課題がやれなかった子はこう言います。

「先生、具合が悪くて課題ができませんでした。

なので、期限を決めてやってきます。」

人から誤解を受けるようなことをしないこと、

これも非常に大事なことです。


私も自分を省みます!


それでは週末も頑張っていきましょう!!

蛯原先生が、上新庄の子たちの期末テストの頑張った結果を見て

ニヤニヤ嬉しそうにしていました。

ほほえましいです。笑