努力に勝る天才なし。
この言葉を体現している私の周りの先輩がいる。
1人は大学時代の先輩で、現在は阪大の助手を務められている方。
この方は私の今の生き方に大きな影響を与えてくださった方の1人で、今もちょくちょく話させていただくのだが、ときに毎日の生き方についての話になったとき。
私自身は文系出身なので、大学で行う理系の研究などは詳しくはわからない。
なんとなくのイメージは、白衣着て実験薬を混ぜてボンッみたいな。。
最近で言うとガリレオの福山さんみたいな。
話がそれたが、理系の研究ってのは、その功績というものはどれだけ実験をやったか、いかに数をこなすことで実例をあげ、自分の求める形を見つけていくかという、いわば終わりのないものである。
ノーベル賞など数々の素晴らしい賞を受賞している多くの研究者たちも、我々にはおよそ見当もつかないほどの数の実験をこなし、失敗を繰り返し、歴史に残る発見をそれこそ偶然の発見とも呼べる実験結果から見つけたりするのである。
その方はそのことを十分に理解した上で、こう言う。
「まず自分が成長したいとき。手っ取り早いのは、自分より経験を積んだ先輩を追い越すこと。自分よりできる人に追いつくこと。」
「そのために自分がやることは、その人が今に至るまで積み重ねてきた実験のためのすべての時間を上回ること。その人が朝9時に来て、夜8時まで実験をやって帰るなら、自分は朝7時に来て、夜は12時までやって帰る。その積み重ねだけや。」
言うは易くだが、その方はそれを実践する。そしてこうおっしゃった。
「今自分がいる研究室のすべての人間の中で、俺より実験を重ねて毎日を過ごしているヤツはおらん。別に実験だけの話じゃないけどな。」
日々を生き切るとはこういうことだ。
受験当日、試験会場で周りを見渡し、それでも自分は大丈夫と思えるのは、自分はこれだけのことをやってきた、という自信に他ならない。
他の受験生はカボチャだと思いなさい、というが、自分のやってきたことに不安があるうちはそれも叶わないだろう。
いいかい。
自分が今やっていることは本当にやりたいことか?
それがYESなら、
「努力に勝る天才なし」を実行しなさい。
自分よりデキるヤツを目標とし、日々自分に負けない戦いをすること。
まだ時間はある。やれ!結果が出ないのはまだ足りないだけや!!
今日も精一杯全力で生き抜いて、寝る前には自分を褒めてあげられるようにNEVER BETTE(これ以上のない)1日を生き抜こうか!!