先日、ある中3の生徒がやってきて。
「先生、冬期講習を受けないかもしれません。」

うちの冬期講習は、詳細こそ明かしていないが、今年の生徒には特別サービス満載の内容だ。料金も含め。
毎日が合宿みたいな勢いで、朝から晩まで
講義→演習→質疑応答
の繰り返し。
夏期講習のテーマが
「今と違う自分に出会う夏2008」
に対して
冬期講習テーマは
「上がらないはずがない冬2008・2009」
と題して
おそらくどこの塾もマネできない内容と料金で組んでみた。
まぁ、一種のイベントみたいなかんじで、今年はやってみようかと。
暇を持て余したお祭り好きな塾長の、アソビ。 みたいな。笑
そんなイベントなのに、欠席するかもしれない??!
なぜ!?




ピンときた。
先日行われた期末テストの科目の中に、ずっと苦手と言っていた科目だけ、その結果が思わしくなかった。
こちら側も苦手ということは重々承知していたし、しっかり重点的にやらせ、毎回確認するごとにも、本人も理解していると言っていた科目だった。
本人は両親にも、「頑張った結果がこれだった。」と話したという。
一つ溜息をついて、最近行った塾内模試を返し、その生徒に尋ねた。
「今回のテスト、どう思う?頑張ったんか?」
「はい。頑張ってやりました。」
「けどこの点数やけど?間違ってるとこも、直前ではできてたやんな?」
「はい。でも頑張って覚えたんですけど。。」
「頑張ったって言うのは、もうこれ以上できないくらいだったん?」
「・・・はい。」
「ふうん。じゃあさ、漢字間違えてるけど、この漢字の問題、間違えたら誰かが死ぬとか言われたらさ、どうする?」
「それは、、必死で覚えます。」
「そうやんね。じゃあなんでそれを今やらないの?」
「・・・」
「もう、今くらいでいいや、私頑張ってるし、て言うんだったら冬期も受けなくていいと思うよ。」
「いえ、まだ頑張れます。」
「いやいや、君のお父さんお母さんは、君が頑張っていて今の結果なら、今ぐらいが限界なら、冬期なんかもこれ以上受けても意味がないかなって思ってるわけやん?」
「いえ、もっとやれます。頑張れます。」
「それは自分の口からお父さんお母さんに伝えることだね。もう12月やで。最後の忠告やから。しっかり本気になれよ。」
「はい。」
その後、ご自宅にも電話をかけ、本人が自分からやらしてほしいと言ったときのみ、冬期についても考えてあげて欲しいということを伝えた。
頑張っているという言葉は、その当人が吐いた時点でただの自己満足と化す。
頑張っているかどうかは自分が決めることではない。

またその反面、テスト直前には理解していたはずの生徒が、本番で間違ってくるというケースもあるし、それに対する対策や確認も念を入れないといけないと感じた。
毎日が何か気付かされる連続だ。
今日もたくさんのことを気づかされる。
さぁ、今日は朝までにやるべきことを今からガッツリやって、朝一で特別対策講座が待ってるぜ!!
もっともっとやれるって向上心に満ち溢れる人になろう!
さぁ今日もこの寒さを吹き飛ばすほどの熱い気持ちで1日を過ごし、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTER(これ以上ない)1日を締めくくること!!
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