新しい1週間の幕開け!
今週も素敵に年を取ろう★
先日ある知人にメールしていたら、
「私はゴールデンウィーク予定なくのんびり過ごします。
ナマケモノなので。」
ということを言っていました。
さて、ナマケモノって本当に怠け者なんでしょうか。
http://www.sloth.gr.jp/aboutus/slothcolumn.htm
面白いコラムがありました。
ナマケモノは決してサボったり怠けているわけではなく、
「生きる」ために最低限必要なことをし、無駄をせず生きている、
というのです。
視点を少し変えて、同じ内容を「食」について、
少し古典的な文章を見てみましょう。
「これら飲食店の新しい傾向は、飲むこと食ふことが
電光石火的(きわめて速いこと)になったことである。
静かに食事を楽しむとか、
気分を味はふなどといった食ひ物屋はなくなってしまった。
みんな仕事のやうに、テキパキと箸を選んで、
食ひ物を口の中に投り(「ほおり」)込んでゐる」
「これは一面に寂しいことではあるが・・・
(中略)・・・『時代の動き』は、どこもこれを肯くより致し方がない」
「世は挙げて安にして直なるもの
(「安直」・・・手軽、イージーな)に流れていく」
「ちょっと下駄を脱ぐのも億劫である、
靴の紐を解くのは尚さらのことだ。
テンポ、テンポ、めまぐるしいテンポ。」
「飲食店の著しい盛衰と変化とは、
明らかに高い代価を払ったり、
長く待たされることを喜ぶような種類の
客のなくなったことを雄弁に物語ってゐる。」
「そして味覚堕地獄。
機械的に貪り食ふ。
投り込む。詰め込むのだ」
(添田唖蝉坊『浅草底流記』刀水書房)
これは昭和5年(1930)に書かれた文章で、
人々の食事が欧米化、大衆化していっている
最中のことについて書かれたものです。
家族で食事をとる。
ゆっくりと味わいながら食事をとる。
使われている材料などの知識を取り入れながら食事をとる。
四季の移り変わりと旬の食事をとる。
こういったことってだんだんと減ってきていると思いませんか。
私は基本的にファストフードと言われるものはなるだけ食べません。
それでも、
ちょっとしか時間がないときや急いでいるときに、
ふと牛丼屋ですませてしまうことはたまにあります。
多くの日本人が、どんどん速さに囚われた生活になっていき、
時間に追われながら大事なことを見失っているようにも思います。
今日は子どもの日。
やるべきことをきっちりとやりつつも、
家族で過ごす時間を大切にしてみるのもいいのではないでしょうか。
怠け者、ではなくナマケモノにときになるのも大事ですね。
メリハリつけて頑張っていきましょう!!