今日も全力の1日を!!
9月の最終日!
先日、中学生たちに模試を返したときに話したこと。
模試の結果というものは、
一部の生徒はワクワクドキドキする反面、
見たくないなと感じる生徒たちも多くいます。
中1であれ中2であれ、そして中3でさえも、
模試というものは
「あなたの実力はこうで、志望校への判定はこうです」
といった結果だけを示すものだと思っている子が多いです。
ここが大きな勘違いであって、
模試というものは、
「あなたの今の実力はこうで、このままいけば合否はこうですよ。」
という現時点での段階と、
さらには
「あなたが今やるべきことはこの科目のここですよ。」
ということを教えてくれてもいるわけです。
ですが、そのことは生徒が自身で気づくのはやや難しい。
普段のテストを考えてみればわかることですが、
テストが返ってきたとき、
その点数を見て一喜一憂するだけで、
そこから次につなげることってないことが多いんじゃないですか。
ときにやり直しを課題に出されることがあっても、
ただ答えを写して提出して終わり。
これではせっかく受けたテストや模試の意味がありません。
私が模試を返却するときに面談をするのは、
「今の成績はこう出ているけれど、
君が書いている志望校に行くためには、こうしなければいけない。
たとえば、英語と数学。
科目として好きではないのかもしれないけれど、
入試では必ず必要だよね。
そして高校へ進学しても、続けて必修の科目になる。
好きじゃないからやらへん。やらへんから苦手。
ますます好きにはなられへん。
そうやって入試までいくんか?」
大概の生徒たちは黙って考えます。
「好きじゃなくてもいいんや。
そして無理に好きになる必要もない。
でも、絶対にやらなあかんことは決まってる。
それなら、
『数学あんま好きじゃないんよね~解けるけど。』
『英語嫌いやわ~点数は取れるけど。』
の方がカッコよくないか?」
そう話すと、大体の子たちは頷いてくれます。
じゃあ、やるべきことを説明していくで・・・
あとは1人1人に合ったアドバイスをしていくわけなんですが。
大切なことは、「好きにならなくてもいい」ということ。
好きでなくても、その先の目標のためにやらなくてはいけないという
生徒自身の自覚を持ってもらうこと。
それができれば、
「好きになってもらう」ことは講師の仕事だと思います。
自分のやりたいことのために、今日も精一杯の努力をして、寝る前には自分を褒められるような1日を終えよう。