受験に向けて加速しています。

否が応でも本気にならざるをえない時期であり、

ようやく多くの受験生たちの本気の姿が随所に見られるようになっていることでしょう。

同時に、本気ゆえ、精神面的にやられることがある生徒も増えるのもこの時期。

女子に多いと言われますが、最近は男子も悩む子が少なくないですね。

今日のブログは毎年この時期に多い、

3つの精神的疾患=メンヘラ対策です。

まずは精神的に病んでいる子の特徴。

①メールやラインのレスが遅い。

②発言が大体ネガティブ。

③課題の期限が守れない、または休みが増える。

④決めたことと違うことをしてくる。勝手に予定を変える。

こういった兆候が出始める子は、はっきり言って

毎年ほとんど失敗します。

本人だけでは気づけないことも多いので、

周りが気をつけて見てあげましょう。

そして、以下の3つの対策を実行してみましょう。

1、自分が何を信じるか決める

精神的に悩む子たちの多くは、芯がなくブレブレです。

自分がやっていること、使っている教材、勉強法

全てに対して、心のどこかで

「このやり方で合っているのだろうか」

と考えているところがあります。

恋愛で例えるなら、

「本当にこの人と付き合っていて大丈夫だろうか」

そう思いながら結婚の話をまとめているようなもの。

一番初めにやらなければならない、

何かを為す上で一番大切なことが

自分が何を信じるかを決めること。

今やっていることに確信を持ってスタートできることは

その過程で障害が起こったときも乗り越えられる強さに繋がります。

 

2、できないことではなく、その日できるようになったことに目を向ける

これも精神的に病んでいる子たちの特徴で、

自分ができないことに目がいきがちです。

「わぁぁぁーどうしよううぅぅぅぅ

 あれも、これも、まだ全然できていないぃぃぃー」

と焦るわけです。

こういった子たちにアドバイスするのは

今日、何ができるようになったのか、

そこに目を向けてみようということです。

大体の子たちが、

できるようになったことがきちんとわかっていません。

例えば今日単語を100個練習したのなら、

それがいくつ覚えられたのか、

その日の最後にテストをして目に見える状態にすることです。

それが90個覚えたのであれば、

「10個覚えられなかった」と嘆くのではなく

「90個も覚えられた!」と自分をほめてあげましょう。

毎日、必ず成長しています。

それを見える形に整えましょう。

 

3、小さな妥協を許さない

2で「できるようになったことに目を向けろ」と言いつつ、

妥協をするな、なんてちょっと矛盾したようにも聞こえるかもしれません。

実際、メンヘラ傾向にある生徒は、

2であげたように「できることとできないことの区別がついていない」のであり

ここであげるように「できると思っていても実はできないこと」が割とあります。

例えば単語テスト。

100問テストして95点だとしましょう。

伸びにくい生徒、メンタルをやられがちな子は

「95点も取ったんだしいいでしょ」

と考えます。

しかしながら、厳しいことを言うと

「たかだか単語テスト5問を放置していて

 今考えているレベルにまで伸びれるでしょうか」なのです。

小さな妥協の積み重ねができない自分を作っているとしたら

小さな成功の積み重ねはできる自分への最短ルートでしょう。

メンタルを整えてから頑張る、のではなく

メンタルを整えることがすなわち頑張れている状態、です。

今日あげた3つのポイント、

一人ではなく伴走する誰かと共有し、

ここからの受験を乗り越えられるようにしたいものです。