こんにちは★
桜塾のMAEDAです。
先日、この春で府内の高校の職員となった眞岡先生より連絡がありました。
(というか週1で連絡があります。内容は、自身の生徒対応の振り返りやそこでの悩み相談、自身の学習での質問など、大体がどうでもいい内容です。笑)
今回の内容は、ユメタンでおなじみの灘校キムタツこと木村先生の講演会兼勉強会に参加した感想について、でした。
私は眞岡先生はもちろん、全てのスタッフに、日常的なインプットとアウトプットの重要性を口酸っぱく、しつこく、幾度となく話します。
生きていること、それはすなわちインプットの連続であるし、インプットしたかどうかは誰かに伝えたりブログに書いたりしてアウトプットして初めて確認ができる、ということです。
普段から生徒たちやスタッフに色んな情報や何かのきっかけを与え続けていますが、それを取捨選択するのは彼ら彼女らであり、いざやると決めたのなら、どうだったかをきちんと事後に報告をしてもらい、そこで得たこと感じたことをアウトプットしてもらいます。
わかりますよね。
インプット→アウトプット
受験勉強と全く同じ構図デス。
今回、スタッフブログのほうに久々登場してもらったわけですが、
http://ameblo.jp/sakura19osaka/entry-12287716334.html
今後は現在のスタッフたちにも同じように、色々な学びを紹介してもらうだけでなく、生徒たちに対しても、塾の宿題とは別の課題発表として、色々な取り組みをやってもらいたいと思っています。
たとえば、先日、ある高校の校長先生と話をする機会があったので、そこで話されていた、その高校の生徒たちの取り組み(キャリア教育)。
「パーム油とゾウ」
パーム油という油を知っていますか。名前は耳にしたことがあるかもしれませんが、どこで使われているかよくわからない人がほとんどではないでしょうか。実はわれわれにとっても身近なこの油のこと、それがなぜゾウと関係があるのか… 少し調べてみました。
目には見えないパーム油
聞いたことはあるけど見たことはない、というのがこの油で、その理由があります。
それは、原材料の欄に「植物油脂」という表記しかないから。
植物油にも色々あるのに、なぜパーム油と書かないのでしょうか。不思議ですねえ
パーム油の利便性の光と闇
この油、非常に使い勝手が良いです。
食品のみならず、洗剤や化粧品など、様々なものに使われていて、世界の植物油の中でも生産量がぶっちぎり1位の植物油なのです。
特にパーム油が注目されているのは食品においては、固めても溶けていても使えるということ。みんなが食べているマーガリンや、チョコレートやスナック菓子に使われているのはほとんどがこのパーム油なのです。
一方で、その生産のために必要なのがアブラヤシの木。大部分の輸出元であるインドネシア・マレーシアでは、このアブラヤシ農園を作るために森林を切り払い、焼き払われてきました。
パーム油とゾウの話
森林がなくなるということは、そこに住む多くの動物たちの行き場がなくなることを意味します。
特にゾウはその象牙が高く売れることなどから、そこに密猟などの問題も絡んでくるのです。
私たちが何気に食べている食品の裏には、そういった背景などがある、ということ。少し調べればネットなどでも知ることができますが、今の子どもたちはスマホやPCなどがあっても、その使い方を知らないことが多いです。
この話をきっかけに、普段身近にあるものから「なぜ?」「どういうこと?」を探し出し、それを調べてみる、インプット→アウトプットの繰り返しを増やしていってほしいと思います。
こういった話って、何も特定の場所や名だたる研究者たちがいなければできないわけではなく、そこにいる大人の意識次第でいかようにも子どもたちの影響は変えられると思っています。
今回はたまたまこの高校での取り組み(中高一貫だったので中学生だったかも)がきっかけになりましたが、桜塾の子たちもきっと手段さえ与えてあげれば色々な試みができるはず。
テスト対策を講じつつ、色々と作戦を練るわれわれでした。